制作ブログ:『月籠りの宮』――専門用語解説

『月籠りの宮』は和風ファンタジーです。

でも日本じゃないのを表現したくてたくさんの用語をつくりました。
つまり、日本っぽい国のファンタジーなんです。

 

国の名前は 天瑞煌国 あまきらめきのみつくに

最高権威者は 煌帝 きらめきのおおきみ

 

煌統の女が生む子には生まれながらに神氣(かむけ)持ちが現れます。

母が神氣を持っているか否か
父が神氣を持っているか否か

それは関係なく、煌統の女が生む子に神氣持ちがいるということです。

 

神氣を持っている煌統を『神子(みこ)』と呼びます。

神氣は神の子の証とされていて、

生まれつきあるかないかしかなく、力の強弱も生まれた時から死ぬまで変わらない。

修行でどうにかなるものではありません。

 

主人公のひとり、神凪暁斗が治めるのは

天瑞煌国神凪領 あまきらめきのみつくにかんなぎりょう

 

その統治者は、
神氣(かむけ)持ちが『神凪耀(かみなぎのきみ)』
神氣(かむけ)なしが『神凪の王(かになぎのきみ)』

 

暁斗の祖父は『神凪耀』でした。

暁斗の父は『神凪の王』でした。

暁斗は『神凪耀』です。

 

朱鷺田は暁斗を御耀(みかが)と呼びます。

朱鷺田の習って迅も暁斗を御耀と呼ぶことがあります。

 

でも、譜代の家臣たちは、

神氣のあるなしに左右されない「我が君」「御君(みきみ)」を呼ぶという違いがあります。