「bone」完結しました
「その恋の向こう側」更新しました。
第438話 a pair of earrings (5)
https://fujossy.jp/books/1557/stories/97982
まだまだR18回です。
このあたりを書いていた時には並行して「bone」書いていて、あちらはエロエロしい内容ではないもので、なんというか、自分の中のエロメーターが「エロが足りない! 私にもっとエロを書かせて!」と催促してやまないため、こうなりました。エロメーターって何。
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「bone」最終話の第6話更新しました。
第6話 俺の骨
https://fujossy.jp/books/5402/stories/96321
完結です。「完結したら読む派」の方も読んでいただければ幸いです。
睦月なな様、こう(羊毛)様からは早速レビューまでいただきました。ありがとうございます。
また、fujossyさんの 最新完結小説特集[03月15日] でも紹介していただいたようです。ありがとうございます。
以下ネタバレなので、未読の方はご注意。↓↓↓
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物語のタイトル「bone」、最終話のサブタイトルは「俺の骨」。
"骨"をこの物語の象徴にした意図は、おそらく最終話で回収されるかと思います。したつもりです。
そう言いつつ、もっとも直接的にそれについて書いている「人差し指」のくだり。
あの段落ひとつ分、載せるかどうか、公開の30分前まで悩んでいました。
描写が生々しくて、物語のバランスを崩しているような気もしたし、そもそも「骨」っていうのがね。あまり良いイメージの言葉ではないですから。
もう少し婉曲な表現にしようかどうか。あるいは、タイトルに掲げるだけで、後はお察し……のほうがスマートかなとか。
そんな風に悩んだ末に、でも、結局は公開の内容になりました。
最終話のコメントへのお返事にも書きましたが、当時は、生も死も、今よりずっとダイレクトなものだったと思うのです。
現代のように、出産も死ぬのも病院、という時代ではなかった。もっと簡単に人が死んだでしょうし、出産だってずっと命がけだったでしょうし、生き延びることが切実だったでしょう。
生まれてくるのも、死んでいくのも、日常の中で、目の前で起こる事柄。
そんな世界の中での恋ってどんなだろうと思った時に、気取ったセリフを言ったり、高価なプレゼントを贈ったり、そういう「技巧的な駆け引き」ではないだろう、と想像しました。
「愛し合っていれば性別なんて関係ない」といった"高度に知的で文化的な"価値観を蹴散らす、「種の保存という本能」の絶対的な正しさ。その禁忌を犯すのは並大抵の覚悟ではなかったんじゃないか。その覚悟の強さ、衝動。そういったものを物語の真ん中に打ち込みたかった。
それで、考えた挙句、やはり「骨」を直接的な形で入れることにしました。
そして、最後の最後では、未来は変わって行くことへの示唆をこめました。ですからこれは、ハッピーエンディングなんです、私の中で。
こんな彼らの存在が、今の私たちの「萌え」の礎になっている。そう考えたら、彼らの恋は成就したとも言えるのではないでしょうか。
縄文BLありえねぇ!と笑い飛ばしていたはずが、こんなところに着地するとは、私が一番予想していないことでしたが、なんだかいろいろ考えさせられる経験となりました。
読者の皆様はもちろん、オフ会やTwitterでこのネタで絡んで下さった方々にも御礼申し上げます。皆様の存在がなければ、生まれることのなかった作品です。ありがとうございました。
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☆SS置き場 いろいろスピンオフもあるでよ。
「掌編」
https://fujossy.jp/books/4768
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