とても美しくて哀しい、泣ける作品
まだ連載中の作品ですが、レビューさせてください!
流れるようにうつくしい文章で物語は綴られていて、ほとんど第三者の視点から語られる主人公のアスカはとても優しく、そして悲しい青年です。
悔やんでも悔やみきれない過去にずっと心を囚われていて、刹那的な生き方をしています。
その真っ直ぐすぎる生き様は目が眩むほどに美しくて、アスカに関わるひとたちも読者も目が放せなくなります。
アスカ以外の登場人物の過去も悲しくて壮絶なものが多く、毎回涙してしまいます。
こんなに沢山の、ある意味とても業の深いひとたちと深いところまで関わっているのに、何故アスカは常に透明で美しくいられるのでしょう?それがこのお話の最大の謎かもしれません。
そんなアスカの美しい生き様を、これからも一読者として見守っていきたいと思います。
可愛いタイトルから内容が想像できないお話
見た目がいかつくて周囲から恐れられている平蔵は、ペットのハリネズミのみーくんをとても可愛がっていた。が、ある日みーくんは死んでしまった。その後、いつも行くコンビニの駐車場で訳ありの美少年を親切で拾ったが、彼は自分をみーくんだと言い……!?
はい、まさかのハリネズミが美少年に生まれ変わって恩返しするファンタジー!?って思いましたか。まっったく違います(笑)タイトルからは全く想像のつかない、バイオレンスなお話でした!毎回作者のなかじまこはなさんのお話には騙されてますが(いい意味で笑)今回もやられました…。笑いあり涙ありのエンターテインメントBL小説、最高にオススメです!