新着レビュー
短編とは思えない、作り込まれた作品
うまく言葉に出来ないのですが、読後は『ンンンッ……!』ってなります。色んなベクトル(ストーリー展開、キャラクター、文章力)への感動が凄くて、底辺文字書きの自分はうまく言葉に出来ません(2回目)とにかく皆さん、読んでくださいとしか……!これだけでは何なので……
ジャンル分けをするとすれば、BL作品だと思います、が、普通にストーリーが面白いので、BLは単なる付属のようだと感じました。いや、ちゃんとBLなんですけどね。
作者様が一般受けしない、と呟かれていましたが、個人的にはこういうお話すごく好きなので、続きを切望します!主役2人のキャラクターも、脇役の猫ちゃんも、何もかもがツボでした。笑えたり、明るいお話ではないのですが、『作り込まれた物語』が読みたい方には本当におすすめです。拙いレビュー、失礼しました。
まるで新聞小説を読んでいるかのように「次は?次は?」と40回全てが面白かったです。
職業作家の先生と女形少年、そして横恋慕をしてくる新聞社の男というメンツでの大正浪漫小説という事のようだったので、近代文学は教科書の範囲くらいしか知らない自分でもついていけるか心配でした。
しかし読みだしてみると、すっきりとした文体で読み進めやすく、それでいて描写が如実だったので、あっという間に登場人物達の傍らへ寄り添う事が出来ました。
何よりすぐに興味を惹かれたのが、みつまめ、キャラメル、シベリヤ、言問団子などのスィーツ達。
甘味にさほど興味のない事を黙っている先生と、甘党の少年の間にさらっと登場しては、当時の空気感を演出し、尚且つ二人の距離感も見えて、色々な意味で美味しそうでした。
私は食いしん坊なので甘味にくいつきましたが、同じように着物や履物、帝国劇場での女優劇など文化面でも丁寧な時代考証が施されていたので、大正時代にいるような気分になりました。
ストーリーも全40回と長編でありながら、毎回毎回見せ場があって、どこから読んでも登場人物達の魅力がわかるようになっている事に驚きました。
でも一番驚いたのは、先生と女中さんの間柄が二転三転していき、最後に明かされる秘密でした。
第4話で少年を想ってキャラメルを軒先に吊るしたり、第8話で少年と自分の蒲団の距離感を迷っている先生が可愛くて
てっきり新聞社の男性との三角関係を乗り越えれば、後は少年の声変わりのみが悩みのほのぼの日常になるのかと予想していました。
ところが第31話辺りから以降、劇的な伏線回収が始まり、第1話からすでに結末への滑走が始まっていた事に驚愕しました。
続編はラブ重視で重くはないとの事なので
二人が幸せにしてくれていたらいいなぁと思います。
こんにちは!
こんにちは!
イベント主催の瑞葉、と申します。
今回はこちらのイベントにご参加下さり、ありがとうございました! また、お気に入り、レビューの方が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
今回、投稿下さったお話はハ/リ/ー/・/ポ/ッ/タ/ー/(←検索避け、念のために)の二次創作ということで、非常に新鮮な気持ちで読ませて頂きました。
私自身、作品の方は金曜の21:00~放送される某映画番組で見たことあるかな~くらいでそこまで精通している訳ではありませんでした。
全体的に文章が柔らかく、細々と細部まで描写されいるので、あまり作品に詳しくない私でも頭の中で想像しやすかったかなと思います。
あくまで私個人の感想ですが、魔法の世界を主軸(←間違っていたら申し訳ありません)とした難しい世界観でお話を書かれるので純粋に尊敬致します。
これからも更新頑張って下さい!
改めまして、イベントへのご参加、ありがとうございました。
瑞葉