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4ー3
『いけない。いけない』
思わず、月の女神について語ってしまった。
僕、こいゆう諸説を調べて論文みたく書くのが好きなんだ。父様は、そいゆう日常を常に目にしてきたから解るけど、母様は、滅多に見ないから、どんな感じの内容にしているのか、気になる筈。
本を見て、調べていくと、色々勉強になるから。
書いてみている。
どういった内容か、興味を持ってくれたら嬉しい。
例えば『地獄』に行った話を書かれてある話とか…。
これは、映画で手に入れた情報だけど。ギャグである。
何か。
『『時空旅行』みたいで、笑えた。だけど、少し、物足りないのが、勿体無い。僕なら…時空で歪みが出来た場合を考える。どうやったら、真っ直ぐなるのか、または、上手く、暮らせて、秩序を守れるかを』
呼鳴、これなら、母様は興味を示して、語ってくれるかも知れない。
『見つけた!』
正解を見つけた僕は、解除した。
これで、トラップが発動しないで済む。
グラーデンの皆様、お邪魔します。
『左、進みます』
父様の若き頃、ちゃんと、頭に入れて、持ち帰ってから、母様に、提出します。
『何で、アレに提出するんだ!止めろ!また、悪どい事に使うだろう…』
なんて、聞こえてきそうだけど。
今、分厚い本が欲しくって、歪みの事に関して含め、父様は犠牲。
心優しい息子と、思わなくって良いから。
とりあえず、父様は僕の将来の為に身を捧げて下さい。
本に関しては、有無は言わないのが僕のモットー。
ちょっと、痛いだけだと思う。
母様の悪戯は…。
保証は出来ないけど。
本当の玄関に向かいながら、父様が母様に悪戯されている姿を浮かべた。
ー…だけど。
とても、グラーデンの血筋が味わうエキゾチックな。
体験とは…。
言えないのは、何故だろう。
僕の脳内が、面白い事になっているよ。
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