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4ー12
しょぼーんとし、僕は、肩を下ろした。
母様、お勉強という『お題』を、渡すの初めて。
現代から、過去に繋がって、渡せるなんて、ハイテクだけど。原理をまだ、覚えていない僕には、少し、難しい問題かも知れない。
こいゆう風に、通してこれるなら、持ってきた物も。
案外、使えるかも知れない。
『さっきの様に、こうだっけ?それから、こんな感じに…していた様にも見えた。えっと、過去から現代に、繋げられるのは解ったから、僕から…これを、脳裏に描写して、上手くいったら、転送出来るのかな?時空を通っていくと…母様の元まで…』
流石に、木の棒がないので、光術を使い、地に、文字を記していき。計算をした。
間違ってなければ、郵送より、早く、届くんじゃないだろうか。
ワクワクしながら…。
僕は、持っている物を、母様の元へ、送ろうと、決めた。
時の流れや、時間が少しズレてしまうかも知れないが、逆算しても、時空の流れには飲み込まれないだろう。
時折、生じるという風の心配もなさそうだし。上手くいけばの前提だと、考えたら、この方が良い。
そうすると、残るのは…。
時空の波だよね。
『んー…この場合って、冥界と、死神界の間が良いのか。それとも、聖霊界を、ズバーンと、マッハに過ぎて行くか…。父様なら、こっち以外の方法を考える訳だから…冥界便利グッズとかを使いそう。だけど、僕は、生憎、冥界便利グッズなんて持ってないから、初期の方法を…選ぶしかない訳で…』
フツフツ、何かが煮える。
冥界便利グッズとか、存在した日には、父様のポケットマネーが、すっからかんになっている。
只でさえ、冥界政府機関内の本が欲しい僕にとっては、喉から手が出るくらい使いたいグッズ。
『見学』と、題して、冥界政府機関内を、回れるなら、嬉しい。
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