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ー天界・第七天・アラボト・リオの城・レイナの寝室 「んっ」 随分と、綺麗な光景を観る殿方。 白に、薄ピンクを、強調した、愛らしい部屋。 キングサイズのベッドは、特注で注文させたオーダーメイドだ。 レイナは、この、サイズの、ベッドでなければいけなかった。それは、彼女の体質に関係しており、今みたく、夢を見る時に、関係していると、父親が判断したからである。 異なる瞳が、窓を見つめた。 空は、青く晴れていて、散歩日和には、最適な日だ。 今日は、伯父は、仕事でいない。庭園で、ティータイムをするのも悪くない。 考えると、彼女は、布団から出て、ベッドから足を、下ろした。 「えぇ、知っていますわ。何も、彼と、出逢えるかなんて、期待していませんわ。彼方は、魔族。私は、天界の光王族の者ですもの」 独り言の様に話す彼女は、クローゼットを、オープンした。 開かれたクローゼットには、ふんわりした洋服が、沢山、かけられていた。 「今日は、ゆっくりとしたティータイムなの。ですから、洋服は、少し、控えめなフリルに、白を統一させた感じのシフォンワンピースが良いわ。飾りは、母様から、貰ったピアスに、父様から貰ったネックレス…。それから、ウエルが作ってくれた髪飾りを、チョイス」 レイナは、首を傾げながら、少し、考えた。 「やっぱり、ウリエルが、作ってくれた髪飾りにするわ。あれは、魔族を、寄せ付けない様に、呪いが掛かっているから、この間みたく、迷い子と、遭遇しなくなるかも知れない」 ふっと、専属が作ってくれた髪飾りの効力を、思い出し。 彼女は…。 指で、光術を、巧みに操る。 用意された品は、全て、ベッドへ並べられ、着ていたパジャマを脱いで、着替えた。 「今日の紅茶は、柑橘が漂う感じで、爽やかなイメージを生むのが一番ね…。夢に出てきた殿方も、同じ様な感じの匂いがすると思うわ」 何時の時代に逢うかも解らない夢に出てきた男性を、イメージし。 今日のティータイムの紅茶は、オレンジティーに、決まった。

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