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5ー21

【レイナside】 沈黙の時間が、長すぎるんですよ。 何用で、天界へ、訪問して来るのですか。 「父の頭に、蝿は、飛んでいませんが」 でしょうね…。 ー…どちらかと言えば。 その様子を、見て、笑っていそうなタイプですもの。 貴方のお父様にあたる“マルマ”は。 あれが、事故なら、上手く片付けられたものの、目撃者が居たから、処理が出来なかっただけ。もし、彼処に“マルマ”が、居なければ、聖霊界も、傾くまではいかなかった。 今更…。 思い返しても、後の祭りですけど。 一度で良いから、魔界で『チャラ男選手権』を、開いて欲しいですわ。 私、直ぐ、立候補致します。 曾ての“息子”を、二で足して、更に、従弟を三で割った上に、兄様を、一、足した感じの。 再従兄弟を。 『相変わらず、イケずなんだから…。少しは、私達が、血で繋がっているのを、自覚してよ』 『嫌ですわ。大伯父の、企みなんかに乗りたくありませんの。どうせ、私を、殺したくて、ウズウズしているでしょうに…。再従兄弟と言えば、貴方には、頭に、蝿を飛ばした男も居ますよ。ご存知でしょう…』 『アイツと、同類』 然程、変わりは無いかと。 どの道、大伯父の血を引いている者は、彼と同類にされる運命かと思います。 そいゆう風に、扱って良いと、叔母様は、言いました。なので、善も非も無いかと。 「それが、飛んでいるシーンしか、出て来ないのですよ…」 「しかし…父は、そう言われると、反吐が出そうな顔をする。一緒にされたくないという雰囲気を、辺りに、撒き散らす」 「へーっ…」 「…」 少しは、成長したのかしら。 あの時に、比べて、私を、怒らせる事を、止めたと、捉えるべきなのかしらね。 まぁ、彼なら、後者を選ぶのは解っている。

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