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7ー2
という前に、叔父が、秘密の報告書を、持っていたのは。
面接でもする気なのか?
「それは、彼が光皇城の中に、顔を出す事になる」
だけど、大叔母様が、ずっと…。
隠してきた御子だ。
早々に…。
公の場所に、顔を出させる訳がない。
「私を見る瞳が『何、言いますの?』と、語れるのは間違いなし。故に、彼が冥界王族の血筋である事に、掟も存在するだろう。けれど、叔父が、持っていた資料が気になる」
写真見ると…。
随分、美青年に、成長したというか。
穏やかな子に、育ったなと思う。
あれで、十六歳なのだから、冥界王族の血筋は、凄い。
果たしたら、大叔母様の遺伝が、彼方此方に、現れているとしか言い様がないのが、正解な気がしてきた。
まず、異なる瞳は、どう、見ても、大叔母様だし。ふんわりとした感じも、間違いなく、彼女譲りだ。
髪色に関しては、隔世遺伝なのだろう。
容姿は、多分じゃなくても、父親って、感じがするから、あまり、触れない方が良い。
女神達に、モテモテなのを、目の当たりにしたら、触らぬ神には祟り無しって言うし。其処に、触れてしまえば、世は道ずれ状態になる。
敢えて、無視という形の方が、お互いに良い気がする。
きっと…。
湫の中でも、そうだと思う。
どいゆう風に、映ったのかは、解らないが。
何れは、義理の父親になる存在なのだから。
調べていて、損はする事は無いだろう。
問題は…。
聖霊界に、続く道の方。
「彼処を…通るにしても、光皇城の中を歩かなければ、通れないだろうし。すると…今まで隠してきた意味が無くなる。勿論、許婚という形で、湫を、紹介すれば、他のご息子達が、見定めをする必要性も無くなる」
如何にして、あの道まで、辿り着けるかが、重大になってくる。
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