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第十一話:女体盛りならぬ男体盛りプレイを、ご希望だと?!!

【深李side】 俺は、今、大変な目に合おうとしている。 「深李様…脱いで下さい」 「い、嫌だっ…!!!」 「大丈夫ですって。疚しい事は、何もしませんから」 十分に、疚しいじゃないか。 倉科、お前の『疚しい事』の、範囲内は、何処からだ。 俺に…。 試そうと、構えている事態、妖しいだろう。 そ、そんな…。 可愛くお願いされても、俺より、身長高い奴に、遣られたって、可愛くない。 「俺は、寝ないぞ!テーブルの上には…」 「いけずですね」 コ、コイツ。 爽やかな笑み浮かべて『いけずですね』じゃねぇ。 「私は、ただ、服を脱いで、テーブルに、仰向けに、なってくれるだけで、良いと言っているのです。第一…。テーブルの上で、正常位なんてしませんよ」 どいゆう観点で…。 お前は、見ているんだ。 テーブルは、寝る場所でもなければ、性行為する台でもない。 食事を取ったり、小物を飾ったり似使う一種。 人間寝かせて、何が楽しい。 実は、若い頃に恋人に試したな。 ー…倉科なら、ありそう。 しかも、興味あるからとか、嘘を付いて、相手の破廉恥な姿に興奮していたに違いない。 まぁ、若い頃、凄く、モテモテで、大変だったしな。 ー…あれ、やった事あるのかな。 母上様の小説に『公開性行為』と…。 書かれてあったけど。 横目で、ちらりと、倉科を見ながら『コイツなら、やっていそう』と、思った。

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