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好きな人の一物を凝視出来る程、大人じゃありません。あばよくば、扱いて、嘗めて、口陰をしたいです。
ですけど、最初から…。
ガッツクのも、深李様が、杞憂してしまうから。
『開発だけでも、先にしておこうかな?という、邪な考えです…』と、言えない。
一応は、配慮しているつもりなんです。
全てが…。
初めてな深李様に。
刺激が強いのを与えても、後から引かれそうなので。
「無言が、また、恐怖を駆り立てる」
物は試しという言葉がある様に、飾る事も試しだと、私は思う。俎に、頭だけ放置状態は可哀想じゃないですか。
やはり、頭あっての盛り合わせだと、言うものです。
「…」
「ー…っ、真鯛の頭を…俺の」
「お似合いですよ。真鯛の頭も、悦んでおります。深李様のアチラに、飾ってもらって…。感激して、口を空けてますよ!」
「生臭くなったら、どうする!!!」
必死に、訴える彼は慌ててる様子。
「元から生臭いじゃないですか。あ、違いました。生臭いのは、白い液体でしたね。抜いていないと、匂いがキツいんですよ。白い液体は…」
にっこりと、笑い返すと。
深李様の表情が、引きつっていた。
それは、私の口から卑猥な科白が出てきたら、流石の彼も、嫌そうな態度を取るでしょう。
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