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ーマンション・金字・二十六0号室
パシャリと、シャッターの音がなる。
全裸で、生物を並べられた体躯、茫然自失な表情。
光景的には間抜けだ。
はたから見れば、変態。
状況を知らない第三者が居たとしたら、警察を呼ばれる程の変態さが醸し出されている。
「流石、私です…」
一人、恍惚な表情をし。満足している長身な男性。
「ドヤ顔が、ムカつく」
「うっとりとしている顔と言って下さい。美形が様になっていると付け加えてくれたら有り難いです…」
「ー…うわっ、自画自賛している。気色悪っ」
冗談のつもりで男性は吐いたのに、非常に気色悪いと、表している彼の顔。
「お前、アイツより、ヤバイぞ」
「アイツって…鳴澤 克樹ですか…?」
「あぁ…。アイツは残念なイケメンだが、お前は、超絶残念な親父だな」
鳴澤 克樹の残念さレベルはさておき。
自分の事を『超絶残念』と、表現した事が、ショック。
そいゆう、深李様も同じ年齢なんですがね…。
若干、イラっと、させる発言に彼は顔を引きつられせた。ライバルとも言える男と、比べられるのは、あまり面白くない。
寧ろ、腸が煮えくり返りそうになる。
だけど、ここは…。
冷静になり、判断しなければならない。
男性の事だから、脳内構造の事を言っているのだろう。
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