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第6夜 第30話

ぴったりとくっついて、互いの性器が挟まって擦れ合う。 軽く腰を揺すりながら俺の咥内で自由気ままに這いまわる捺くんの舌にされるがままになる。 俺は俺で、気の向くままに捺くんの身体に手を這いまわらせる。 片脚を俺に絡みつかせ、後孔に触れた。 濡れていない指をゆっくり沈める。 ぎゅうぎゅうと締めつけてくるナカでそっと動かす。 「……っ……ん」 咥内に吐き出される小さな喘ぎ。 絡みついていた舌を甘噛みして、ほんの少し唇を離すとすぐにまた触れ合わせようとしてくるから額を合わせてやんわり止める。 「キス……」 よっぽどクロくんのことが引っかかってるのかねだってくる捺くんに目を細めながら、後孔にうめた指を動かした。 「ローション取ってきてからまたしよう? ココ、濡らさないとね?」 「……めんどくさい」 ぐっと顔を近づける捺くんに苦笑して、触れるだけのキスをすると「ちょっと待って」とローションを取りに行った。 拗ねたようにわざとらしく口を尖らせて待っていた捺くんの背中にのしかかると腰を持ち上げてローションで濡らした指を挿入させた。 「ン……っ、優斗さん……キス…」 肩越しに振り返る捺くんの首筋に唇を寄せて吸いつく。 「さきにこっちをほぐしてからね」 「俺キスしたい……んだけど……ッあ」 指を進め触れたしこりを擦りあげると腰が跳ねた。 肩に背中にキスしていきながら前立腺を中心にナカをほぐしていく。 付き合いはじめてからもう数えきれないほど抱きあったせいで柔らかくなったそこはすぐに指を二本、三本と咥え込んでいく。 「ゆう、と、さんっ……ん…ぁ……っ。前からが……いいっ」 うつぶせの状態じゃなく向き合いたいと潤みきった目が俺を見つめられると身体がもっと疼いてしまう。 耳朶を食むように唇で挟んで舐めた。 「ちょっと待って? 先に挿れさせて?」 身体中全部触れてまわりたい。 でもいまはまず繋がりたくて、耳元で囁いて後孔を掻き混ぜた。 「っ、ぁ……っ」 三本の指をバラバラに指を動かしながら空いている手を胸元へと回し、手を滑らせ硬く尖った胸の蕾を摘まみ弄る。 「んっ、優斗さん……ッあ」 熱を孕んだ掠れた声に煽られるように激しく指を動かす。 ローションが溢れる卑猥な水音が響き渡り、蕾を抓りあげると背筋をしならせ身体を震わせた。 「っは……、ん…ぁ……気持ち……い…」 胸から下へと手を移動させる。 いままでまったく触れていなかった捺くんの半身は硬く張りつめていて先端から先走りを溢れさせていた。 ぬるりと一撫でして、それ以上触らず手を離すと不服そうな捺くんの声がして思わず笑ってしまった。 「捺くん」 後孔からゆっくりと指を引き抜く。 頬を上気させた捺くんの唇を塞ぎ、今度は俺が舌を差し入れ絡め取りながら捺くんの身体を反転させた。 くちゅくちゅ、と唾液を渡らせながら脚を開き、後孔に熱く昂ぶった半身を宛がった。 俺自身のも触れてもいないのに先走りで濡れている。 そのぬめりとローションを混じらせながらぐっと腰を押し付けた。 「ッん、ぁっ」 内壁を押しひろげながら絡みついてくるナカを味わい奥へと進めていく。 「……捺くん……今日は一緒にイこう?」 先にイったらダメだよ?、と口端からこぼれた唾液を舐めとりながら囁き律動をはじめた。 根元まで挿入し、ゆっくりと抜く、そしてギリギリまで引き抜いたところでまたゆっくり挿入して。 「……優斗…さん……っ」 眉を寄せた捺くんが脚を抱え持つ俺の手を掴んでくる。 物足りなそうにした目が俺を捕らえて、後孔が出ていくことを阻止するように締めつけてきた。 熱く狭いナカの収縮に気持ちよくて吐息がこぼれる。 「なに?」 激しく突き動かしたい衝動にかられながら、緩く腰を動かしながら捺くんを見つめ返す。 「……なんでそんな……ゆっくり……っん……、それに……キスっ」 「気持ちよくない……?」 「きもち……いいけど……ぁ……っ、く…っ」 肉壁を擦りあげるように前立腺を抉って深く突き刺す。 脚を抱え込んだまま前のめりになり唇を触れ合わせた。 俺の腹部に硬くなった捺くんのが擦れてくるのを感じながら舌を出せばすぐに吸いつき絡めてきた。 舌を交わらせているだけでなんでこんなに気持ちいいんだろう。 ぐっと根元まで挿れて小刻みに腰を動かしながら捺くんの咥内を荒らす。 「……ッ……ふ……ぁ」 甘い声をこぼしながら俺の首にしがみつく捺くんを抱きしめて密着しながら耐えきれず律動の速度をあげた。 突き上げるたびに結合部から水音が響いてくる。 挿送による摩擦で半身から全身に痺れるような快感が広がって、腰を動かすのを止められない。 息苦しいんじゃないかと思えるくらいに途絶えることなくキスは続いたままだ。 捺くんの身体を抱き起こして対面座位になり下から突き上げた。 「っんぁ……っは……ぁ」 きつくなってきたのかキスの間隔が空きだす。 触れても舌を絡めあわせる前に離れて、かわりに喘ぎと甘い吐息ばかりが増して俺の唇に吹きかかってくる。 「……ゆうと……さん……っ、っあ、俺、も…っ」 イキそう、と頬を赤く染めた捺くんが呟いた。 言葉一つ吐息一つでどんどん煽られる。 もっと深く味わいたくなる。 なにも考えられないくらいふたりで溶けあえたら、と思ってしまう。 スプリングを軋ませ再び捺くんをベッドに沈め昂ぶりをそのままぶつけるように腰を打ちつけていった。

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