14 / 191

第14話

おまけ☆  そういえば……。  後ろポケットをごそごそと探る。  媚薬の空の容器を家に着く前に捨てておこうと思ったのに、容器はなくって代わりにメモ紙が入ってた。  驚いて広げると、すげぇ達筆な字。  たぶん、松原の字なんだろう。  ……うん、絶対アイツだ、あの野郎だ!!  メモに書いてあった内容を読んで確信した。 『媚薬だけど、どこのメーカーのか、もらったやつに確認しといて。とりあえず試しに1か月分くらい欲しいからよろしく』 「……」  無言でビリビリと破り捨てた。  友達として実優ちゃんの危機を見過ごすことはできないからな!  にしてもほんっとうに!!! 「ドSド変態鬼畜男め!!」  夏の暑い青空に向かって大きく叫んだ。 おまけ☆おわり☆☆

ともだちにシェアしよう!