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第33話
「…っあ、あ! っく…!」
与えられる刺激が強すぎてまたどんどん追い詰められていく。
まんぐり返しの状態。
優斗さんは膝立ちして上から下へと突かれてる。
勢いよく突き刺さっては出ていくのがはっきりと見えて、めまいみたいな高揚感みたいなわけわかんねー気分になってた。
そして俺のお腹のほうへと反り返ってる俺の息子もずっと優斗さんが扱いていて。
「ゆ、っうと……さ! ……ッん、あっ、ッ」
我慢する暇もなく、吐射感がせりあがってくる。
部屋の中には熱い息のせいで熱い空気になってて、お互いの荒い息遣いと結合部から響いてくる水音が響いてる。
きっとローションのせいだけでないグチュグチュいってるその音にぞくぞくしてしまう。
たまに飛び散ってくる汗や、俺を見つめて腰を動かしてる優斗さんの表情がだんだん余裕ないのが見えて。
本当に俺で感じてるんだっていう不思議な気持ちと、ほっとしたような気持ちと、そしてまた快感と。
なにもかもが全部ぐちゃぐちゃになって全部が溶け出しそうだ。
「……ッ……、捺くん……締めつけ過ぎ……だよ」
ほんの少し眉を寄せながら薄く笑う優斗さん。
「し、……らな……っ」
「ほんと……淫乱だね」
「……ッあ、ああ! ぅンッ!!」
ぎゅっと扱かれてた息子を握られて尿道を弄られる。かと思えばきつく掌全体で覆われて強く擦りあげられる。
もう無理ってくらいに、吐射感が間近に来てるのを実感した。
同時にずっと身体中に広がってたさっきのイった余韻がまた強くなってきてる。
それもさっき以上な気がした。
息子も後ろも刺激されてるから息もできないくらいの快感が俺を目隠しする。
「ッは! も、あ、また……ッ、イク……ッ」
耐えきれずにそう荒く呼吸と一緒に吐き出した瞬間、さらにぐっと優斗さんが腰を押し付けてきて動きが増した。
苦しい態勢なのに、苦しさも視覚も聴覚も全部犯されて。
激しく揺さぶられながら俺はまた――。
「優斗……さんッ……あ、ッく…! あああッッ!!!」
よく知った射精の感覚と、まだ慣れない強烈すぎる絶頂感。
意識が遠のくくらいに全部が真っ白になっていきながら、腹部に俺の白濁が熱く吐き出されて。
そして後孔が咥えこんだ優斗さんのものが膨らむのを感じて。
「……ッは……あ、……あ」
「く……ッ!」
脈動する優斗さんのものから白濁が奥へと吐き出されるのがはっきりわかって。
その全部に俺は何度も軽くイキ続けてしまっていた。
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