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第5夜 第7話
「声立てたらだめだよ」
壁に手をついて尻だけだしてる恥ずかしい格好。
後孔には優斗さんの指が埋まっててローションを中に塗り込んでほぐしてる。
『なんでローションなんか持ってるの』
ついさっき財布から小分けタイプの袋入りのを出したら苦笑された。
『え、ほらいつ優斗さんがその気になってくれるかわかんねーから念のため?』
一応マジでだったんだけど、さらに苦笑がでかくなって、
『俺以外と使っちゃだめだよ』
『当たり前だよ!』
なんてやりとりして優斗さんのスイッチ完全に押したらしい俺は前も後も同時に責められてあっという間に頭ん中真っ白。
後はゆっくりとほぐしてくれてるけど、ガチガチになった俺の息子はちょっと痛いくらいに握りしめられて上下されてる。
優しいけど後孔に埋まった指は確実に前立腺に触れたり触れなかったりで焦らされてる感じ。
「……ンン……っ」
「いつもより量多いね。捺くんはこういうところでスるのが好きだったんだ?」
背中に重みがのしかかって耳を後ろから口に含まれて囁かれた。
「……ッん……べつ…に……っ」
確かにいつもよりちょっとは興奮してるかもしれねーけど、それはいつもいない場所に優斗さんがいるからだ。
だってさ、学校で優斗さんの香水の匂いとか手の感触とかそんなん反応しまくるに決まってる。
俺の息子から出る先走りで優斗さんの手も濡れてぬめって扱かれて起きる摩擦熱に身体中が痺れる。
後孔にはもう3本に指が増やされててぐちぐちと孔広げて前立腺を相変わらず適当な感じで弄られてもどかしかった。
「そう? でももうこっちは限界みたいだね」
「……ィッ」
ぎゅ、と息子握られて先端を爪先のぐりぐりされて痛いのにビクビク息子は脈打つ。
「……ッん……は……っ」
吐射感に身体を震わせてたら休憩時間の終わりを知らせるチャイムが鳴りだした。
「よかったね、誰も来なくて」
少し笑いを含んだ優斗さんの声がしたかと思うといきなり前立腺ばかりを指が弄りだした。
「……ひ……っあ……んんっ」
思わず声が出る。
すぐに「捺くん、声」って笑われて、口押えながら快感に耐える。
だけど前も後も激しく責められたらそんな持つはずなくて、チャイムが鳴って少しして俺は欲を優斗さんの手に吐き出していた。
そして後から指が抜けていく。
それだけでも刺激感じてたらコンドームの袋を開けてるらしい音が小さく聞こえてきた。
息を整えてた俺は肩越しに振り返ってみる。
同時に優斗さんが背中に密着してきてキスされた。
後孔に宛がわれる硬い感触とゴムについてるゼリーのぬるっとした感触。
「……く……っ」
指とは違う質量に鈍い痛みはあるけど硬いものがナカを押し広げながら深く挿ってくるのに不快じゃない鳥肌が立つ。
「キツイね」
少し掠れた吐息混じりの優斗さんの声がして慣らすのを待つようにしばらく動かなかった。
その間にさっき射精したばっかりなのに元気な俺のを優斗さんがまた扱きだしてそれに身体が揺れる。
「ン……ッ……は」
片手で弄られて片手は俺を抱きしめるように腰に回されて、ゆっくり動きだしてきた。
「……っ…ふ……ぁ…」
気持ちよくて壁に額押し当てて目を閉じる。
ナカをかき回すように擦られて背中がしなった。
「……やっぱりいつもより締まってる。気持ちいい?」
首筋に熱い息が吹きかかってきて頷きながら俺も深く挿ってくるように腰を揺らした。
「んん……っあ……ん、く……ッは」
学校だってことも忘れて与えられる刺激に夢中になった。
捺くん、て呼ばれて少し振り向いたら口塞がれて、バックで突き上げられながら舌絡め合わせるのはきついのに、それでもやっぱ気持ちいい。
頭の中が溶けそうな熱くてふわふわした感じ。
だんだんと優斗さんの呼吸も荒くなっていって律動も激しくなってくる。
前立腺擦って深く突き刺さって、長いストロークで出てって挿ってきて。
ずっと扱かれ続けてる息子はもういつはち切れてもおかしくないくらいに膨張して涎を垂らしまくってる。
「……ン……あ、ッんあ」
急に壁に強く押し付けられて身体が浮きそうなくらいに律動がもっと速くなった。
握りこまれた俺の息子ごとたまに壁にあたって、冷たさと壁に擦りつけられる感触に昂ぶる。
「ゆ……っ、……も……ッ……だめ……っあ、んあ……ッ」
「……イキそう?」
「…ん…っ」
小さく頷くと絶頂に追いやるように前立腺を集中的に攻撃された。
目の前や頭の中が白んでいく。
イっていいよ、って囁く声に前と後で同時にイク。
欲を吐き出す感覚に解放感を覚えながらそれを上回る絶頂感に全身が震えた。
「……ぁ……っ、あ、ちょ……ま…ッン」
脱力しそうになってたら優斗さんが両手で腰を支えてきて一旦緩めてた律動を再開させる。
イったばかりだからキツいくらいの快感に襲われる。
「ひ、…ンッ……っあ」
声を押さえるのも忘れて喘ぎまくって、
「……ッ……く……ッは」
っと腰を押しつけながら優斗さんがゴム越しに吐射するまで俺もずっとイキ続けていた。
ずるり、優斗さんのものが抜けていく感触に身震いする。
とりあえずズボン上げてから背中を壁に預けて座り込んだ。
「大丈夫?」
後始末をし終えた優斗さんが俺のそばに座り込んでティッシュをくれた。
「平気」
ていうか気持ちよかった、ってヘラって笑いながら白濁まみれになっていた手を拭いた。
俺も気持ちよかったよ、て優斗さんも笑う。
「……優斗さん」
「うん」
「ゴメンね」
こんなとこでさせて。
俺の言葉に優斗さんは首を傾げて小さく笑ってキスしてくれた。
まだ身体中に熱が燻っててまた燃え上がりそうになる。
それを抑え込みながら舌を絡み合わせた。
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