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『性感帯』
「アンダーヘアって性感帯の一つらしいよ」
「あ、あまり、そう言う所を触られるのは」
「でも、待ってって言うから待ってるでしょ。ふふ、乾いたらフワフワしてるんだろうなぁ。ここの舌触りも変わってるんだろうね」
「言うな馬鹿」
「前はツルリとしてて柔らかくて可愛い体していたけど、今は凄くセクシーだよ。舌を這わせたら、どうなるのか教えて欲しいな」
感触を確かめる様に指の中で弄ぶ。
「そろそろ錦君の大事な所触っても良い?」
「だ、だいじな、とこ、は…ぁ、あ、まって。引っ張るの、駄目だって……」
「だって、まだお預けなんでしょ。待て何だから待たないと駄目だろう?」
「あっ、アン……も、……そこ、弄るの、止めろ馬鹿……そこヤダ」
炙られ悶え体が波打ち、膝が震える。
「君が良いって言ったら、そうしたら弄るの止める」
睦言めいた甘やかな声で獣じみた息を吐く。
体の芯が溶けて煮えたぎってそれが溢れてしまう。
海輝の手に急き立てられるようにして叫んだ。
「あぁ――いい、から……も、そこは駄目だ」
「ふふ。お毛々弄られただけなのに、感じてるんだね」
それ以上言葉が出てこない。
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