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『狂乱と言うにふさわしい』

「錦君、シャワーでアナル虐められて勃っちゃうの? はしたない子だな」 「中っ駄目、入るの、駄目だってっあっんあっぁぁ、ひっ……ぐぅ」  滑ついて、むず痒くて、水特有の温かさと柔らかさが粘膜を舐めて溶ける様な快楽に満たされる。  嫌だ駄目だと言いながら、達する事ばかりが頭によぎる。 「止めて止めてくれ嫌だ嫌だあぁ、許して、あぁ、あっ、ああ」  天を仰ぎ喉を晒して、喘いだ。  喘いで、声が掠れる程に叫んで。  そうして、狂乱と言うにふさわしい悲鳴を上げて錦は達した。  海輝がヘッドを外し開かれた足の間を見つめる。  ぐっしょりと濡れた小さな穴から湯が跳ねた。  体を震わせて僅かばかりに入った湯が足の間に滴り落ち、そこで錦の意識は遠のいた。

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