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『ゴミを見るような目』

「この状況でゴミを見るような目で見られるとムラムラするぞ錦君。可愛くて生意気な君が半泣きで感じまくるのってフル勃起物だ」 「俺は泣いていない、涙一滴も流していない撤回してもらおうか」 「またまた強がって。そんな所も大好き」 「お前が俺を好きな事は知ってる」 「あ~ん、そんな強気な所も可愛い好きすぎて辛い」  語尾にハートでも付きそうな声に、何だか胸が焼けそうになる。  憮然とした面持ちの錦に構わず足の間で笑う彼が、性器を隠す手の甲に頤を乗せる。 「ベッドで口数が多い男は好きじゃない」 「コミュニケーションさ錦君。恥ずかしがる君もぐっとくる」  足の間にある彼に向かい話しかけ、股間から顔を上げた彼が返事をしている。  ――何だか、有り得ない程に間抜けな構図だ。

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