151 / 245
『ハードに愛してあげようか』
「うるさ、い……」
「濡れ濡れのお股で、まだ気持ち良くないなら非常に残念なんだけど、どうなのかな」
そんなの口に出来ない。
見ればわかるじゃないか。
嫌そうに見つめると海輝がにこりと微笑む。
「じゃぁ、素直になる様にハードに愛してあげようか。もっと大きな音聞いてみる?」
「だ、駄目」
愛撫を緩め錦の息が整うのを待つ。
少しずつ息が整うと期待の籠る瞳が錦を見つめる。
こんな時なのに、愛しい男の瞳はとても美しい。
その瞳が錦を見つめたまま微笑んだ。
錦の口からどうして言葉を引き出したいらしい。
ともだちにシェアしよう!