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『恍惚交じりの溜息』
「バカッっちがっあっ、あっ、う……てる、と……イクっ……一緒に、イク」
息が整わないまま何とか喋る。
その言葉に海輝の動きがぴたりと止まる。
マグマの様に溢れているのに達する寸前で取り残される。
絶頂の間近で荒く息を吐きながら「一緒が良い」と切れ切れに呟く。
「――あぁ……本当に君は……」
恍惚交じりの溜息を漏らして錦の大腿に頬擦りをする。
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