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『自慢げに』
「調教してくれるの?」
「ちっ、ちょう、きょ……!?」
眼を合せない様にしていたのに、思わず見返すと海輝が噴き出す。
こんな時に噴き出すなんて。
不貞腐れると笑われ頬をつつかれる。
「負けず嫌いをこんな所で発揮しなくて良いよ。正直に言えば、僕も君になら何されても気持ち良い」
何処も感じると笑うが、錦と海輝の感じ方は明らかに違う。
海輝の方が上手で錦の方が彼に乱されている。
「……お前の好きな所はここだな」
膨張する先端と、剛直の境目。
繋目の括れている所を親指の腹で撫でると海輝が短く息を漏らした。
海輝の変化に気を良くして、勝ち誇る様に見上げるとまた笑われた。
「んっ、そこ、正解。君は、陰嚢と会陰だよね。あと、エッチなアナルだ」
紅潮し小さく喘ぎながらも、得意げに言う海輝に何だか可笑しくなる。
自慢げに、互いに見つけた恋人の弱い場所を披露し合い、そして二人で笑う。
笑いながら性感を高めるために愛撫を続ける。
「処女の癖に、虐められて感じちゃうんだ」
「……男だから処女とは言わない」
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