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今度は宗明が春吉を含んだ。
丁寧に舌を這わせる春吉の髪に、宗明の指が絡む。自分の愛撫で宗明が高ぶっていると思うと、甘い眩暈が起こった。
「はふっ、んっ、むっ、んっ、んっ」
春吉の行為が大胆に変わる。ぬらりとした口内に含まれ、宗明は先走りを溢す。それを懸命に吸い、より高みへと促す姿に宗明の胸が疼いた。
「もう、いい――」
肩を押して顔を外させると、今度は宗明が春吉を含んだ。
「ふっ、ぁああ――」
「無残に散らせはせぬ――存分に慣らし、受け止めさせよう」
「ぁ、ぁあ、ぁ」
それから言葉どおり、前戯に耐え切れず赦してと涙を流す春吉を、宗明は時間をかけて解し、自らの物とした。
***
その日より続けて三日、春吉は宗明の寝所に呼ばれた。表向きは、園が通っているということにされて。理由を問うてみたい気持ちはあったが、毎夜迎えに来る隆敏の渋面を見ると憚られた。
「ぁ、はっ、んっ、むね、あき――さまっ」
「はぁ、春――こんなに、蠢動して……絡み付いてくるぞ」
「や、ぁあ――」
穿たれながら細い声で啼くと、口を吸われた。ずっと昔からこうして肌を重ねているような気になりながら、春吉は宗明を受け止め、夜明け前に自分を送る隆敏を恨めしく思った。
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