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「繋がる準備を、したいのだが」

「春も、私にしてくれるか」 恥ずかしそうに目を瞑り、春吉が頷く。抱きしめて唇を寄せ、さぁと耳元で囁き、促した。 「その唇で、私を慰めてくれ」 きゅ、と唇を噛んだ春吉の頭が、ゆっくりと宗明の体を降りていく。腰の辺りで止まったそれは、少しのためらいを見せてから宗明の下肢に寄った。 「ふっ」 拙くも懸命な様子に、髪を撫でる。両手を添えて、口いっぱいにほおばり、必死に吸い付く姿に熱と質量を増した牡が春吉の顔を歪ませる。 「んっ、んむっ――ふぅっ、んっ、んっ」 熱い息と共に、宗明が言う。 「ん、良い――春」 びくっと体を震わせた春吉が何か――羞恥だろうか――を吹っ切るように行為に没頭する。体を折って、春吉のうなじに唇を寄せた。 「繋がる準備を、したいのだが」 うつむいたまま頷いた春吉の背中に唇を移動させ、うつぶせの体に逆向きに覆いかぶさると、やわらかな双丘に歯を立てる。 「ひんっ」 小さく啼いた春吉の頬に、口から外れた宗明の牡が触れる。顎を反らして舌を伸ばし、再びそれを愛し始める春吉に応えるように、宗明は彼の秘孔へ舌を伸ばし、頑なな窄まりを解しはじめた。 「はぅ、ぁ、あぁ――んっ、ふ、ん、ちゅ、はぁ、ぁ」 ひくひくと尻を震わせながら、春吉は懸命に宗明に奉仕する。解れはじめた秘孔に宗明は指を差し入れた。

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