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『無礼講だ。年末に俺の体を解禁する』→純愛と言うメッキが剥がれ落ちた瞬間だ。

もしかして、今熱があるのかもしれない。 彼は基本的に発熱しにくかったはずだ。 今かなり不味い状況なのではないか。 「錦君、それ、なに、死亡フラグなの? 若狭さんと代わってくれるかな?」 『無礼講の許可を出そうとしているのだが、若狭先生に相談するつもりか? 俺が未成年だからか? 一つ言うが、恋人とすることは一つだけだと外泊をすすめてくる様な人だから許可など要らないぞ』 「え?無礼講って?」 『年末に向けて無礼講だ』 「ふぁ?」 『俺の体を解禁する』 「ちょっ、え? まじか!? ワンモアプリーズ!」 『無礼講だ。年末に俺の体を解禁する』 「ファーーーッ!?」 まさかの、錦君解禁宣言。 か・い・き・ん! 純愛と言うメッキが剥がれ落ちた瞬間だ。 走馬灯の如く、錦と過ごした年月が脳内を駆け巡る。 猪が砂埃を立てながらズドドドと爆走する勢いで、様々な感情が駆け抜ける。

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