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錦君の太腿に顔を挟まれて、錦君の股間に顔を埋めていたい。寧ろそこに住みたい
「ふ、ふンごぉっ」
『不都合?』
「違うぞ錦君」
欲望のままに「頂きますと」答えようとした海輝に「駄目だ落ち着け海輝。少しエロい事は期待しても良いが、初夜は結婚してからだ」となけなしの理性が問いかける。いやでも海輝。錦君が誘ってるんだぞ。無碍にできるか馬鹿者。しかし待て海輝よ。相手は大事な錦君だ。ロマンティックな新婚初夜こそが理想の性夜ではないか。いや、だから、錦君が抱かれても良いと言っていて。だから待て海輝。錦君相手だから、婚前交渉とか本当に……。
えぇい、埒があかねぇ!
こうして、理性が欲望に宣戦布告し脳内でクリスマス事変が勃発した。
『お前は怖気づいたのか?』
ハッっと馬鹿にした響きで挑発的に笑った錦に海輝の股間が滾る。
海輝の海輝君が誤射しなかっただけでも自分を褒めたい。
海輝君は教育と躾けが行き届いているのだ。
「愚問だ。僕を誰だと思ってるんだ。君のお股がつるつるの頃から全身舐めまわした男だぞ。錦君の太腿に顔を挟まれて、錦君の股間に顔を埋めていたい。寧ろそこに住みたいと本気で考えちゃう海輝お義兄様だぞ」
『変態。それは威張る事じゃない』
「変態で悪いか。君以外の股間なんて興味ないぞ」
『……開き直るな。でも俺限定なら構わない』
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