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意外に小柄なのですね→デカいのは態度だけ

「なんか錦君っぽいこと言うな。君は素晴らしい部下だ」 「お疲れのようですね」 「疲れてないさ。だって、ご褒美が有るんだよ。年末はね、恋人とお家デートなんだ。カウントダウンしちゃうぞ」 「海輝様の交際相手は身長百八十センチメートル。容姿の特徴は金髪碧眼、褐色の肌、鋭い美貌の職業モデルの女性と言われてましたが。その方とですか」 最終的に行きついた職場での噂内容らしい。 ついに異国のモデル様が登場した。 笑うしかない冗談レベルだ。 「僕の恋人は、身長百六十七.八センチメートルの黒髪黒目、色白、清楚な美貌の職業学生だぞ。職業以外は更新されない。幼少期の食生活や闘病生活も影響して発育は昔から良くない。だいぶ食べれるようになったけど、まだ食が細いね。身長はもう伸びないだろうし、体の厚みも増すことはないだろうなぁ。態度はデカいけど彼限定で許されるね」 「錦様ですか」 「それ以外誰がいるんだい? 僕は錦君以外と付き合ったことないよ。それから、その下らない噂は今年度中に消えるから気にしなくても良い。如月君、何か言いたそうだね」 「錦様は意外に小柄なのですね」 「デカいのは態度だけだよ。可愛いだろ」 「身長は百七十センチ以上はあるかと思いました」 「スタイルが良いからパッと見はね、背が高く見えるんだ。並んだら意外に目線とか低いだろ。僕の許可なく並んだら殺すけど」

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