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青く堅かった果実は、熟れて甘い香りをまき散らしている。 *性描写あり

唇が近づけば錦は瞼を閉じる。 優しく啄んで互いの熱が混ざり合えば、どちらとも無く唇を割り開く。舌先で内側を撫で粘膜にたどり着く頃には、錦も大分解け始めている。 錦の体を丁重に撫でる手に時折手を重ね、指を絡め戯れる。 戸惑うことも無くなった錦に海輝は満足をする。 木になったまま熟す過程を見る様はなかなか楽しい。 青く堅かった果実は、熟れて甘い香りをまき散らしている。 海輝だけが手に取り口に出来る。 待った甲斐があった。 「はぁ、はっ……ん」 舌を絡めた濃厚な口吻にそろそろ苦しくなったのか、錦が音を上げる。 苦しげな呻きは小さな物だったが、限界かなと思い唇を離し頬を撫でる。 「大丈夫?」 宥めてやれば小さく頷き頬に添えた手にすり寄る。可愛い。 頬を撫でながら、耳朶に唇を近づけるとくすぐったいのか小さく瞼が痙攣した。舌先で柔らかな耳をなぞりながら、左手は錦の腰を撫で下着越しに尻を弄る。 「っ……」 火照る肌が一層熱くなる。耳朶の柔らかさを堪能したあと、首筋から鎖骨を味わう。すべすべとした肌が気持ちよい。感覚が敏感になってるのか、些細な動きでも錦は大きく反応する。左手の掌を尻に添え中指と薬指を尻の割れ目に滑らせる。錦がびくりと腰を跳ねさせたのに気分を良くし、そのまま会陰への愛撫への始める。優しく指先を動かしながら、会陰を叩く。

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