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そんな不満げな顔をしても可愛いだけだ。 *性描写あり

暫くは兜合わせと、錦の手で性器からの快楽を拾い上げた。 射精しそうになれば、腰の動きを止めて吐き出す瞬間を長引かせた。肌理の細かい肌が濡れると、更に滑らかになる。 熱くて少しだけ緩んだ袋の皮膚へ鈴口を擦り付けると気持ち良い。 濡れた下着を撫でていた錦が、むっとした顔で海輝を見てくる。 そんな不満げな顔をしても可愛いだけだ。 「もうこれは嫌だっ」 「嫌って、エロい手で僕のチンコ撫で撫でしてくれているのにぃ?」 錦の掌に向かい鬼頭を擦り付ける。 裏筋に錦の熱量が滑り気持ちが良い。 「ンッっうぅ、お前が、強請ったんだろ」 「お強請りしたけどぉ、錦君のお汁で濡れ濡れパンツの上からチンコ撫でる手つきエロすぎ」 「ち、畜生」 「くちゅくちゅされるの気持ちよくない?」 「馬鹿にっ……ン……しやがって」 「褒めてるのにぃ」 可愛いっ。可愛い。可愛い。 可愛くてにやけてしまう。 涙目になり睨んでくる。こんな時にそんな性的な顔をされると困る。 錦が海輝を撫でる手を止め、下着のウエストに指をかけた。 「おっ! 何なに」 まさか! 期待に興奮しながら錦を見れば、覚悟を決めた真剣な顔でウエスト部分から手を滑り込ませる。指先がそっと海輝に触れた。

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