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「自分で脱ぐか俺に脱がされるか選べ」 *性描写あり

海輝の脚の間に体を割り込ませ、うつ伏せになった錦が腹の上を撫でてローションをかき回す。 空気に触れて更にローションは温度を上げた。 幾筋もの糸を張り巡らせながら、指を擦り合わせる。 彼が幼い頃からオーラルセックスまでは経験しているが、ローションを見せたのは初めてだ。 何処までも纏わり付き乾くことの無い粘りに好奇心をちらつかせる。 子供が遊んでるような仕草なのに――くちゃくちゃと――手の中でラブローションの音を立たせるのは随分とエロティックだ。 「自分で脱ぐか俺に脱がされるか選べ」 大胆な言葉を言いながら睨んでくる。 色気があるのか無いのか微妙な表情だが、羞恥以上に海輝に仕返しがしたいのだ。 海輝は「えぇ~錦君ったらエッチぃ」と揶揄う。 自分で脱いで興奮で飛び出した性器を見せて驚かせても良いが、脱がせて貰うのも捨てがたい。 錦は結構気が短いので海輝が迷う僅かな間に、半分ほどずれている下着を更に引きずり下ろす。 随分と乱暴で勢いが良い。 寝転んでいるので、腰部分は押さえられたまま前側のみが晒される。 外気に晒され、次に張りのある柔らかな肌を勢いよく弾く。 「ん?」 海輝も錦も何が起こったか理解できなかった。 我慢に我慢を重ねた海輝の性器が飛び出し、錦の頬を軽く打ったのだ。 錦が驚きに眼を張る。海輝も正直驚いた。 これは少し恥ずかしい。

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