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虐め甲斐のある子は大好きだ。*性描写あり
「僕謝らないといけ無いことしてないしなぁ。大好きな君のこと舐めただけだし」
「恥ずかしいから嫌だって何時も言ってる」
「僕は舐めたいって何時も言ってる。で?」
錦の頬を撫でる。
柔らかい弾力に掌を添え、指先で頤をくすぐる。
何時もなら擦り寄ってくるのだが、不機嫌そうに首を反らす。
海輝は笑みを深める。
機嫌を伺い愛玩される人懐っこい子犬より、機嫌を損ねると顔を背ける猫の方が好みだ。錦は幼い頃から海輝に対しては、猫のような子だった。
虐め甲斐のある子は大好きだ。
「君、何がしたいのかな。僕が躾けさせてあげるって言ってるのに」
少しだけ威圧的に言えば、錦は挑発的に笑う。
赤みの差していた頬の色が失せているので、これは怒っている。
色気が増した。素晴らしい。
「お前のここは今人質に取られているのを理解しての台詞か」
脅しにしては間抜けではあるが性器を手に言われると、とんでもなくセクシーだ。海輝の海輝君に熱が集中する。
小学生の彼がよくこんな眼で海輝を見返してきた。
とても懐かしい。
「お前、興奮してるのか。変態」
「錦君限定で変態ですが何か」
「開き直るな」
陰嚢から先端まで撫で上げ、くびれに指をかけてもう片方で竿を擦りあげる。
両手の使い方が慎ましやかで繊細なのに、的確に性感をついてくる。
海輝の経験は錦だけだ。他人の手に触れられる事が無いので、なおさら快を得やすいのかもしれない。
「上手。ふふ、あぁ、凄く良い」
掌全体を使いながら、張り詰める切っ先を撫でてくるのが気持ち良い。
荒れの無い指先が、滑り糸を引きながら尿道に触れてくるのが気持ち良い。
幼い頃から知っている彼に性感を引き出されて居るのは、何だかとても背徳的な気持ちになる。
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