――キスの時息継ぎがうまく出来なくて、慣れた頃に舌入れたら酷く嫌がっていた子が今は男のペニスに奉仕してると来た。 「嬉しそうな顔をするな」 「君にされると、堪らないんだよ」 指の股で性器を挟んで固定して、竿を愛撫していた左手が雁の背や裏筋を撫でる。海輝の反応をみて、先端が感じやすいと判断したようだ。 錦の愛撫が性器の先端に手中する。 「――……形が変わった。それに、どんどん濡れていく」 実況中継をされると、ちょっと照れくさい。 性器を掴んだまま錦は上目使いで見てくる。射精しそうになるのを堪える。 「はち切れそうだ。恥ずかしくないのか」 海輝はどう答えれば良いか瞬時に弾き出し、錦が望む言葉を口にする。 実際は照れはあるが、そこまでは恥ずかしくはない。 錦は意地悪そうに笑う。可愛い。 性器を掴んだ意地悪に笑われると顔にぶちまけそうになるので困る。