131 / 340

【五】ー荒ぶる海神ー

〈あらすじ〉 舜海との束の間の別れによる寂しさを紛らわせるように忙しく立ち働く千珠の元に、ある日奇妙な相談事が寄せられる。瀬戸内の海に、夜な夜な巨大な龍が現れるというのだ。調べが進む内、その騒乱の中心に安芸国・厳島神社が深く関わっていることが明らかになる。厳島の社に住まう美貌の少年(かんなぎ)・緋凪が、国々の思惑に操られ海神を召喚していたのだ。この一件、千珠はいかにして解決に導くのか……。

ともだちにシェアしよう!