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「はるひの肌はアクチラで採れる真珠のようだし、黒く美しい髪はまるで   っ」  とうとうはるひは俺の唇を押さえると言う暴挙に出た。  体温が上がっているせいではるひの指が冷たくて……思わずぱくりと口に含んでしまう。 「ゃ  っクラド様っ」  俺ははるひの小さな手も好きだ。  俺のようにゴツゴツもしてなければ色も黒くない、ほっそりとしていて白さの際立つ、けれどけして飾りばかりの手ではなく、しっかりと俺の子供を育ててくれているから。  そんな思いを口に乗せたいが、それよりもそこを丁寧に愛撫することで言葉に変えられたらと、丹念に丹念に舌先で辿って行く。 「はるひ、愛している」  指の先端に口づけるようにして言うと、真っ赤な顔をしていたたまれない顔をしていたはるひがゆっくりと俺を見つめて……にっこりと笑ってくれた。  膝の上でぐったりと寄りかかっている裸のはるひの肩を抱く。  情事の後の為に冷たくはなかったが、汗をかいているのでこのままでは冷えてしまうだろうと抱き込むためにもっと引き寄せた。 「あっ」 「少しでも暖をとらないと」 「でも……クラド様に火があたらなくなりませんか?」 「その代わりにはるひが温かい」  顔のすぐ下にあるつむじにちゅっとキスをすると、腕の中の体が小さく跳ねる。 「体は辛くないか?」 「オレよりもクラド様です! 結局無理をさせてしまって……」  赤い目元に涙を溜めてこちらを振り向く姿は、まるでこの世に二つとない至宝のような可愛らしさだ。 「はるひの願いを叶えられたのならそれでいい。少し積極的で驚きもしたが……」 「っ……すみま せん。オレ……」  語尾は鼻をすする音に紛れて聞こえない。  けれどなんとか言葉を紡ごうと言う気配はあったから、はるひが言いやすいように思考をまとめ終わるまではとじっと口を閉じて様子を見ることにした。  日が落ち始めたのか辺りは弾けるような葉の木漏れ日ではなく、しっとりと落ち着いた薄闇のベールをまとい始めている。こうなってしまうとここから先の世界は闇が支配する空間になるので、俺達はただこうして火の傍で息を潜めて夜明けを待つしかできない。  ならば、はるひの言葉を待つ時間は十分に取れると言うものだ。 「オレ、後悔したくないってっ……思ってっ」  そう言うとはるひは俺の方を振り返って耳の辺りを見ているようだった。 「今までオレ、後でいいかな? とか、先にこっちやりたいし とかで後回しにしてたこととか、理解しようとしてなかったりとかしたものが多かったと思うんです」  

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