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まぁ、本体の場合は、こう付け加えるでしょうね。 『マリヤの脳内は、既に変態化している分『私は、自分の性には忠実であり、それなりにオプション付けての悦を得るのが好きです』と、答えるに決まっていますわ』 紳士的な対応で答えるなら、私も何も言わないけど。 相手の好みを実践しようとするから問題なのよね。小嵐の趣味の嵐を目の当たりにしたら、嵌まりそうで恐いわ。 こいゆうシーンが良いなんて聞こえた日には、自分を呪いたい。 性に疎そうに見えても、其処は男の子。 ちゃんと、自分の事を理解している。 『やっぱり、映えさせるには映像化を止めて。ビジュアル化などに挑戦してみるのもアリだとは思うけど。脳内販売に関しては、昔で言う『母親に内緒で父親とAV観てます』みたいな感じになるからNG』 「その例え、親父臭い…」 『大体、脳内販売しなくても、古代語で一冊作ってしまえば早いじゃない。態々、隠す必要も無いと思うわ』 「レレルの意見も解るけど、僕は脳内販売が良い!」 意地でも脳内販売をするつもりなのね。 私なら、承諾してくれると思ったら大間違いよ。 『脳内販売は、お断り!』 性描写多めなのは、妥協して許してあげるわ。 しかし、脳内映像でお楽しみ下さいみたいな感じにするのは、どうかしら。 古代のやり方に則りたいなら、もう少しオープンでも誰も文句を言わないわ。 逆に、小嵐が脳内販売に拘る理由を知りたい。 流石に、昔のエロい映像でも、彼みたくリアルさを求めていない。 それこそ、彼女が分身を作るみたく…。 感覚も聴覚も味覚も備えた“私”が出来上がる。 もしかしたら、小嵐みたいな腐男子が出来上がり、モラルの『モ』すらが無い状態に成り得る可能性だってあるわ。 しかしながら、それをこなせるのは本体だけであり、私は自分を作った時のレシピしか記憶していない。 彼の夢である腐の為に分身の作り方を教える訳にもいかないしね。 「この発想は、僕のだからね。脳内販売って便利だと思うんだけど…古代書には載っていないから腐の力にしておく…」 『…』 拗ねたわ。 久しぶりに、小嵐の頬を膨らませながら、子供ぽっい態度を見せる。

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