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道順があるらしいが、大抵の人は、迷うらしい。 噂には、秘密の場所は…。 綺麗な花が咲いていると、聞いている。 魔界生活の長い自分からしたら、天界の植物が、どんな感じなのかは知らない。 ただ、育てられるのかが、不思議だ。 どいゆう環境設定にしているのか、気になる。 多分、聞いても教えてくれない。 あれは、彼女の趣味だから。 「ビアンの件は、後にして…。叔母の居場所を探さなければ、俺の怒りの突っけ所が解らない。叔父に聞いても、誤魔化されるだろうし…。此処は、一旦…フリアに戻った方が賢明かも知れない」 城内の廊下を歩きながら、俺は実家に戻る事にした。 別に、仕事は終わっているから、屋敷に戻ったとしても。 ー…何ら、問題ないだろう。 まぁ、さっきから、視線が気になるが、気にしている時間が勿体無い。 たまに『ごくっ』と、唾を飲む音が聞こえる。 家臣達が、通りすぎる度に。 緊張しているんだろうなというレベルだ。 視線を移してしまえば、皆、緊張感を漂わせながら、ピシッと、畏まってしまう。 敢えて、やらない方向性を選ぶ。 俺の流し目は、父親譲りらしく…。 色気を含んだ視線になるから、止めろと、言われている。それで、煽られた者も居るらしいが。 俺は、興味無いので、無意味だ。 『父様は、自覚症状がアリだからなぁ…』 言えている。 父様は、自覚あってやるから、恐いんだ。 弟よ、悲しき性だな。 『でも、兄様は…やらやない方を選択肢しそう。だって…好意を寄せられても嫌でしょう。その辺は、叔父譲りだよね。タイプが叔母みたいな感じの人って、現れる可能性低いと、思うんだけど…』 『五月蝿い』 彼処で、引かずに言っていたら、大変な目に合う。 思わず…。 弟を、叩いたが。 タイプは兎も角、父様みたいな悪戯は、しないだけだ。 『フリアの中から探せば?結婚相手…』 『…』 『そしたら、カギリ王も安心。フリアも安泰。叔母様みたいなタイプは…高嶺の花だと、思う。そう考えると、叔父様は、凄いよね。どうやって、落としたのやら…』 『そいゆう、カザも家系通しの結婚を嫌がる癖して。俺に、押し付けるな』 カギリ王が安心じゃなく、カザが安心するだけの結婚なんて、御免だ。

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