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【リセルside】
やっと、調べる気になった。
ヒントを与えて正解かも。
僕は、淹れられた紅茶を口にし、息子の真剣な顔を見た。
レイナ様が、拘っていた青年の方、調べる価値がありそう。『分身』を、作ってまで、彼が魔界へ来る意味を、僕は知りたい。
ー…ラゲナリア。
花言葉で“罪の花”という意味を持つ。
色は、白一色で、昔の著名人が名前に使っていたとされる花。
現代でも語り告げられているのが、有名。
美男子と言われた男性が、次々と、女性と、関係を持つエロ本みたいな物だと、把握しているが。
僕の脳内では、マリヤが、美男子という枠に嵌まるのかが、不明。自我共に認めるナルシスト。
あれの遺伝を受け継いだ御子が、生まれてくると、想像しただけで、吐きそう。
最早、魔界に血の雨でも、降らせるんじゃないかという現象が起きても可笑しくない。
『セラ』の家系も、ビックリだろう。マリヤという変人が、生まれて。
『“彼”が、マリヤに惹かれる事は、間違いなし。今回の…圏の集まりに、見せるのもアリかもね。まぁ、ビアンは、少し、嫌がりそうだけど』
五大王族が集まるのは、年に、何回か、あるが。
圏を管理している者が集まるのは、珍しい。その中に、二人を紹介するのは、何の意図があるのだろう。
ちらりと、ビアンを見れば。
資料に、必死である。
そういや、第五圏が苦手な息子からしたら、圏の集まりは、嫌だろうな。扱っている管轄が、管轄なだけに、担当している者の顔を、拝む事になる。
僕も、見た事あるけど、彼処は、別の世界って、感じがした。
異様な空気に包まれた場所と…。
人物。
異教徒を、扱っているだけに、変人臭が、漂ってきそうな彼女は、少し垂れ目がちな瞳を細め。淡々と、英語を話すキャリアウーマンみたいな人。
まぁ、見た目は、Sっけを含んだ感じだけど…。
実際は、ドMだと、レイナ様の旦那から聞いたし。
『ドMの集団が、集まりそうな場所なので、リセルが見たら、吐くかも知れませんね。私も、会釈するくらいで、深い付き合いはしたくありません』
『…』
どいゆう付き合いをしようとしていたのかは、不明。
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