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それが、特徴と言えば良いのだろうか。 妹みたいな能力は無いが、こうして、鎮魂の姫であるリリーと、繋がる事が出来る。 『今だ…慣れていないのね…』 『当たり前だ』 『でも、授かりし名だし、大切にしないと、亡き父君が、悲しみますよ…』 父親を出してくる当たり、図星を付いている。 鳴呼、私は、亡き父の事を出されると、弱い。 『“サファリア”って、天界の書物に載っているのは載っているけど、名を捨てた神だよね?』 『それ、私の母様。天界の書物から、名を消したの。それも、父様が、深く…関わっているとか。記憶の中を探って見てみたけど、あれは…』 何で、間を、空けるんだろう。 君の父親は、魔界帝国貴族最高峰の大公。 見たって、想像出来るだろう。 『魔界帝国率いる軍師だと、聞いているけど。四十万の兵を率いるとか、普通の軍人じゃ、出来ないから。それに、第二圈を、管轄しているのが凄いと、私は、思うよ』 まぁ、彼処は『愛欲』を、司っている分、堕ちた者の結末が、解ってしまう。 邪淫と、聞けば、私でも想像出来るのだから、相手をなぶる方法は、沢山、存在するんじゃないかと。 『そうですか?私の父様って、美形ではあるけど、病んでるし、美形を廃らせていると、聞いていますよ。私が、お腹に宿っている時なんて…』 『…』 『英才教育が、既に始まっていて。魔界王族の知識及び。魔術の基本、植物の扱いに、薬の調合を含め、ティーベルの歴史等を教えていました…』 『えっ』 お腹に宿っている時は、普通、クラシックを、聞かせたり。安定の絵本読み聞かせじゃないの? 私の中で、出来上がる魔界帝国の大公爵。 ー…リリー。 冷静に、語っているのが、恐い。 君の父親だよね? もっと、お腹に宿っている時の記憶がある筈。 こう、温かな感じの。

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