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要するに…。
「あぁ、俺も、休暇という名の旅に、出ようかな。レイナ…」
こいゆう風に、吐けば、返ってくるのは。
『ノンリアルの一国の王が、サボりですか?國を、放置?それで、民達は、納得しますか?もし、戦争が、起きたら…?誰が、王の代理を』
「生憎、俺には、素晴らしく、出来の良い娘が居る。リンアみたく…龍族を見て、涎は垂らさないが、聖霊を、網で、捕まえる癖があるだけだ…」
『そんな、自慢気に言われても』と、彼女は、遠い目を送りながら、呆れた。
だが、昔からノンが、変わらないのは、安堵する。古き、付き合いだが、素晴らしい王だと思う。
『俺は、この、ノンリアルを、誇りある國にしたいと思う。だから…お前は、見守っていて欲しい。そう、幼馴染みとして、友として…。リオトルとの友好関係を…結べる、その日まで…』
確か、幼い頃に、彼が吐いた科白だ。
『聖霊を、捕まえる癖って、食べるんですか?』
「いや、調教師を、目指しているとか…」
『猟は…犯罪ですよ。父親として、教えてあげるべきです。捕まえるなら、ピクシーあたりで、止めておくべきだと…。捌く時は、教えて下さい』
「お前の方が、犯罪だ。何、他人事みたく『捌く時は、教えて下さい』だ…』
コイツ、楽しんでいる…。
俺の娘が、聖霊の調教師を、目指しているからって。
逆に、リンアは、聖獣使いか。
少年期入ったあたりに、見た事があったノンは、思い出す。
誰に、似たかと言えば、脳内会話している彼女に似ているのだろう。だけど、レイナの場合は、聖獣使いじゃなく、魔獣使いの方が、得意だった。
あれを、見た瞬間、恐怖を、味わえる。
笑顔で…。
餌を上げているのを見た事があるだろうか。
コイツ、放り投げる癖があって、聖なる者からしたら、禍々しい生き物だと、判断されている。
『嫌ですわ。私のは、ギリギリラインですよ』
おい、嘘だろう。
どの辺が、ギリギリラインなのかを、男性は、教えて欲しかった。
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