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リンアにしか解らない匂いがあるのは、確からしい。 パートナーになる相手にしか、反応しない特質体質。 其処に、理が存在する限り、リンアにはリンアの理が存在するらしいが、只今、実験データーによると、龍族の種類によるものだと、判明。 その後の、経過は、順調に、調べている。 けれど、ディーラーア王は、大死神の血が混じっている。 少し、調べる必要があるかも知れない。 多分じゃなくっても、あの、家系が、関わっている。 それに、彼は、龍族なら『金龍』の家系に値するだろう。 日本書というのが存在し、其処に、記されているのは、金龍とは、男龍神らしい。 諸説には、色々あるらしいが、間違いでなければ、多分、それに、属しているモノ。 しかし、少し、調べる必要がある。 未来に行くのは、過去を変えてしまうから、嫌いだ。 だから、何年後かに、逢えれば、嬉しい。 『それは、リンアが創った世界。『天界』という場所に意味があると、捉えます。貴方様が、何時か、辿り着ける様に、糸を結ぶべきですか?』 ー…レイナ。 『随分と、派手な登場ですね。魔界貴族という立場ながら、娘の為に、リリアンの身体を通して来るとは。そんなに…我慢ならなかったのですか。私が、目覚めるまで、待っていてくれたら…』 連絡を、一つも寄越さない娘の為にか? 『あの子は、自分の趣味に入ると、周りが見えませんから。でなければ『リオトル』を、放置しようと思いません…。これは、一つ、提案があります。何百年後、果たしたら、何千年後に、生まれる龍神最後の生き残りが生まれます。その時に、ある人物が関係してきます。超、屈折していて…女顔の、フェロモンをただ漏れさせた天然で、間抜け顔の男は、其処に居るディーラーア王に、凄く関係してくる奴で、リンアの娘、リュリに関係してきます…』 ー…天然で。 間抜け。 何処かの戦友という、ライバルに似ているな。

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