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父様は、第二圏『愛欲』を主に、管轄していて、所謂、邪淫、同性愛等を担当している。 私自身見た事は無いが、多分じゃなくっても、母様の故郷だ。否、それは、魔族の血を引いているという説が生まれてしまう。 間違ってはいないが。 だが、神と、魔族の間に、生まれた御子は、どちらも知識を付ける。 大概、童神の場合は、知識、常識を、付けているから、ナンボだと思う。 神の世界でも、十戒は、存在していて、聖界には、聖界の掟がある。 ま、それは、厳禁だが、存在しているのは、確か。 例えば『サムエル記』やら『列王記』というのが、存在している。其処には、サムエルという人物が居て、下界で言う国境『初代イスラエル』の王だ。 此方は、有名かも知れないが、ソロモン王の祖父。つまり、ダビィデの父親。  しかし、サムエルは、サウルという男神との間に、子供を授かっている。 ま、言うなれば、神の世界では当たり前な心理的な事。願えば、子は、授かり、願わなければ、授からない。 そういった真理戦。 推理ゲームは、知っているだろうか。これは、計算された囲碁と同じく、的確な判断と、自信が必要。 洋風で例えると、チェス。 盤の上に並べ、競う競技で、頭脳を確められる。 父様も、やっていた記憶があるが、あれは、貴族の中で流行りの遊戯(あそび)。 だから、世界を創る時、こういった頭脳ゲームを入れると面白いと、思ったのだけど、母様の場合は、自然を取り入れていたなと思い出した。しかし、私が興味あるのは、ソロモンの方だ。 ダビィデと、バテシバの間に生まれたのが彼だが、七十二柱の魔族を従わせたと、諸説がある。 とても、弱肉強食である魔族を従わせようとする奇人変人はいない。 寧ろ、無謀な判断を起こしたと思う。

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