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それを、聞いた瞬間、返ってくる言葉は、解っている。
『母様は、全知全能の女神だぞ』
呼鳴、解っているよ。
ソナタの母親は、恐怖の大公や、恐怖の女王より、恐いのだろう。
ー…しかし、恐怖の女王って、誰?
死神界でも、噂になっているのだろうか。
確認しておけば良かった。
叔父様なら、情報を教えてくれるが、代価が付くな。
俺は、髪をわしゃわしゃと、掻きながら、今になって、歴史の勉強をしていない事をした。
そもそも死神界の王族が、どれだけ居るか把握していないんだ。父に聞いたとしても、声を濁らせるだろうから。
だけど、リンアという俺を見た瞬間に、涎を垂らす彼女から聞くのは、逆に不安。
『死神界は、冥界政府も立ち入れない場所があり、掟があります。大死神は、カリスマ性があって、性格は歪んでいるナルシスト。遺伝って、凄いですわね。彼の血も引いているのに、どうして、ナルシストが移らない天然ダダ漏れ龍族が居るのか、解明してみたいわ…』
本当、今日、俺は、時空の歪みに引っ張られるのだろうか。
リンア…。
俺は、ソナタの母親が悪の手を伸ばしている感じがしてならない。
「義母様、その件の事は、聞きたいのですが、覗き見ですか?」
『嫌ね、少し、波長を調整していたら、繋がっただけよ。でも、一つだけ教えてあげる。死神界の担当は、冥界副官吏長と冥界官房長官よ…』
波長って、モールス信号でもあるまいし、何処で、合わせる必要があるのか。
娘が知ったら、驚かれる前に、場所を問い詰められるぞ。
解っているのだろうか。
というか、俺の所に繋がる癖は、治らないの間違いなしな気がしてきた。
「あの、冥界副官吏長って、爽やかな方ですか、それとも、悪どい顔をしている方でしょうか。冥界官房長官なんて、逢った事ないんですが」
冥界政府副官吏長は、二人居るが、何方が死神界に携わっているかは、解らない。
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