2 / 3
第一章:甘いスーイツの由来。
これは、シュークリーム。
フランスのお菓子で、パイ生地の中に、カスタードクリームを、注入したやつ。
味は、ほんのり、甘く。
まるで、其処に、幸せが、広がるみたい。
フランス語では『シュ・ア・ラ・クレーム』と言うらしく、日本語では『キャベツ』という、意味を持つらしい。
ある女性が、嫁ぐ時に、コックを、連れて行った。
其処で、出来上がったのが、この、スイーツ。
『バニラビーンズが、利いたカスタードクリーム。ふんわりとした生地。どれも、美味しいけど、クッキーシューも…最高』
甘い甘いスイーツには、目がない。
それは、女性特有のアレで。
女神も…。
ー…同じ。
「というのが、私の意見なんだけど。これ、作らせるには…」
打って付けの相手が、居るわ。
天界一きっての料理研究家。
彼なら、美味しいスイーツを、作ってくれるだろう。
「早速…。鶏卵を、見てきたけど黄身だけにして、砂糖を沢山、入れて、バニラビーンズを、ふんだんに使ったクリームを』
作ってもらう為に、育てようと、思います。
彼の、腕前を、知る為にも、美味しいスイーツを、沢山、教えてあげたい。
これなら、大天使も、喜んでくれるだろう。
「“シュ・ア・ラ・クリーム”。由来通り、キャベツの形をした可愛らしいスイーツ」
蕩けるカスタードクリームを、たっぷり使って、贅沢な一品を、食してもらいたいわ。
ー…キャベツ。
何時の日か、ウリエルが、口にする時に、特製のシュークリームを、プレゼントしたい。
甘いスイーツじゃなく、キャベツを、丸ごと使ったクリームたっぷりの料理を。
最高の、傑作になりますわ。
甘い甘い魔法の元に。
私は、祈ります。
ウリエルの口に、入ります様に。
神の、ご加護が、ありますように。
ともだちにシェアしよう!