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解される
<side月坂蓮>
「この件はあとでイシュメルに聞いてみよう」
「えっ? 話すんですか?」
「ああ。レンの身体のことはしっかりと話しておかないとな」
確かにルーファスさんの言っていることは正しい。
今までずっと生涯の伴侶さんのことを見てきてくれている由緒正しいお医者さんの家系だと言っていたし、気になることは聞くべきなんだろうと思う。
お互いの精液だけを甘く感じるなんて不思議だもんね。
でも……それって、蜜を舐めるようなことをしたって話すのと同じことだよね?
それはちょっと……恥ずかしくない?
うーん、だけど……身体のためにはお医者さんに隠し事はしちゃいけないか……。
僕の主治医だって言ってたし……仕方ないことだよね……。
うん、頑張るしかないか。
「あ、あの……イシュメルさん以外には、話さないでくださいね。クリフさんとか……レナルドさん、とか……」
「んっ? もちろん、レンが嫌がるなら話はしないが……レナルドたちが何か気になるか?」
「いや、そういうんじゃなくて……あの、イシュメルさんはお医者さんだから仕方ないですけど……できたら、ルーファスさんと二人だけの秘密がいいなって思って……」
「――っ、二人だけの、秘密……そうか。レンがそういうならそうしよう」
「わぁ、ほんとですかっ! 嬉しいっ!!」
ルーファスさんが賛同してくれたのが嬉しくて、僕は椅子から下りて、ルーファスさんの真正面から抱きつくと、僕のお腹に硬いものが当たった。
「あっ――!」
視線を向けると、そこにはさっき出したばかりのルーファスさんのおっきなモノが見えた。
「これ……もう一度、出してあげたほうがいいですか?」
「い、いや。気にしないでくれ。さっき出してくれただけで十分だ。それよりも、レンの後孔を解す方に取り掛かろう」
「は、はい……」
僕はまだ元気いっぱいに昂っているルーファスさんのモノが気になりつつも、ルーファスさんに言われた通りにすることにした。
「あの……どういう体勢で、するんですか?」
「そうだな……レンが辛くない体勢がいいだろう。緊張すると解れにくいだろうしな」
辛くない体勢……は、よくわからないな……。
でも、顔は見られないほうが恥ずかしくなくていいかも……。
「じゃあ……抱っこ、してください……」
「えっ? だ、っこって……」
僕は、椅子に座ったまま驚いているルーファスさんの膝の上に向かい合わせに座った。
これならルーファスさんの身体で顔が隠せるし、いいアイディアじゃない?
「レン……この体勢が、いいのか?」
「はい。これで、お願いします……」
「わかった……」
そういうと、ルーファスさんは目の前の棚に置いていた、イシュメルさんが用意してくれた薬を手に取った。
「これでレンの後孔をほぐすからな」
ルーファスさんの手の上に乗せられた薬は、とろとろとした液状の物だった。
特に気になる匂いも何もしない。
それを手のひらに伸ばして、
「レン、優しくするからな」
とルーファスさんがかけてくれる声に頷くと、僕のお尻にルーファスさんの大きな手の感触がした。
「――っ、んんっ!!」
自分でも直に触れたことのないような場所に触れられて、身体に力が入ってしまう。
「大丈夫だ、レン。私にもっと抱きついていてくれたらいい」
その言葉にホッとして、目の前のルーファスさんの身体にギュッと抱きつくと、トクトクトクと早い鼓動が伝わってくる。
そうか……ルーファスさんも緊張してるんだ。
それなのに、僕を安心させようとして……。
なんか緊張してた気持ちが、ルーファスさんの鼓動を聞いてると落ち着いてくる。
「もう、大丈夫です……進めてください」
「レン、いい子だ」
ああ、ルーファスさんに褒められると嬉しいな。
お尻の割れ目をルーファスさんの指で何度も擦られて、そのまま指がプツリと挿入ってくる。
「ああっん! あっ……んっ……んっ」
中に入った指がクチュクチュと音を立てて動かされるたびに、なんとも言えない気持ちよさが押し寄せる。
「レン、指を増やすぞ」
「んんっ!」
2本目の指が挿入ったと思ったら、中をバラバラに動き回りその中の一点がどこかを擦った瞬間、
「ひゃあーーっん!」
ビリビリと身体中を貫くような刺激に大きな声が出てしまった。
「ふふっ。ここがレンのいいところか」
ルーファスさんの声が嬉しそうだけれど、僕はもう気持ちよすぎておかしくなりそうだ。
いつの間にか増やされた指も、もう何本入っているのかもわからない。
すっかりぐずぐずに解されて、あまりの気持ちよさに僕はもう一度精液を放ってしまい、ピッタリと抱きついていたルーファスさんのお腹を汚してしまっていた。
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