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落ち穂拾い的な 立ちはだかる壁を越えて 3
指先で転がしてやれば、赤い蕾はオレの愛撫に応えるようにひときわ色を濃くし、コリコリと硬く尖り始めた。透き通るような白い肌と、血が滲んだように艶やかな赤い乳首のコントラストがあまりにも淫靡で、オレはたまらずそこに顔を埋めて舌先でチロリと舐め上げる。
「ひゃあぁっ! んっ、ぁ、ああっ!」
強く吸い込み、歯を立てて甘噛みすると、智の体がビクンッと大きく跳ねた。
全身をオレの愛撫に委ね、熱に浮かされたように甘い声でオレの名前を呼ぶ彼が愛おしくてたまらない。
オレは顔を上げ、ほんの一瞬の隙間すら空けたくないとばかりに、再び智の唇を乱暴なほど深く塞いだ。
ずっと焦がれ続けたこの唇から1ミリだって離れたくない! 息継ぎのタイミングすら惜しんで、互いの角度を変えながら貪るように舌を絡め合う。
智もまた、オレの背中にしがみつくように腕を回し、少しでも密着しようと身を擦り寄せてくる。チュ、ジュル……と、激しく唾液が混ざり合う水音だけが、静かな寝室に生々しく響き渡った。
息も絶え絶えになりながら深くキスを交わしつつ、オレの手は智の平らな腹を撫で下ろし、ついに彼の熱の源へと辿り着く。
「んんっ! ぁ、……っ」
智の逸物は、彼が顔を真っ赤にして見せている恥じらいとは裏腹に、すでに限界まで怒張しきっていた。
ビクン、ビクンと脈打つたびに、勢いよく自身の腹をぺちりと叩くほどに反り上がり、はち切れんばかりにパンパンに張り詰めている。太い血管が網の目のようにくっきりと浮き出たその凶暴なまでの熱と硬さは、彼がいかに深く興奮し、オレを求めてくれているかを雄弁に物語っていた。
オレのゴツゴツとしたマメだらけの手でその熱い塊をそっと包み込むと、智は「ああっ」と泣きそうな声を上げて、オレの肩に力強く顔を押し付けてきた。
オレの手は、脈打つ智の熱い昂ぶりを優しく包み込みながら、もう片方の手をゆっくりと、今まで一度も触れたことのない、夢にまで見た最奥へとそろりと伸ばしていく。
「ひっ……ぁ、っ」
まだ触れてもいないというのに、オレの指先が近づく気配を感じ取っただけで、感度のいい智は短い悲鳴のような声を上げ、ビクンと大きく体をのけぞらせた。
シーツを握りしめ、期待と恐怖がないまぜになったような切羽詰まった表情を浮かべてふるふると首を横に振る。
拒絶?
「……怖い?」
暴れ出しそうな自身の興奮を必死に押さえ込み、額に滲んだ汗を拭いながら、できるだけ優しく問いかけた。
すると智は、潤んだ瞳を揺らし、熱い吐息を漏らしながら答える。
「……分かり、ません……っ」
「分からない?」
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