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Aria of Echoes 7

 あまりにもあからさますぎるセックスアピール。  目の前のαは自分を孕ませることしか念頭にないのだと、言葉以外のすべてが訴えていると理解してしまう。  このαは自分を組み敷き、凶器のような性器を受け入れさせ、白濁の熱い液をぶちまけたがっているのだ と。 「  っ、すぐ、書く  」  汐音は体の奥、子供を孕む部分の訴えるゾクゾクとした感覚に脅されるように、震える手でトートバックからボールペンを取り出して「体調不良のため、出直します  桜庭」と震える手で書き込む。  凪はそれを奪い取ると、汐音の手を掴んで大股に歩き出した。  体格差のせいで、汐音は走るようにしてついていかなくてはならなかったけれど、声ひとつ上げなかった。ただ凪が住江教授の部屋のドアポストにそれを投げ入れるのを、口の端を歓喜に歪めながら見ていただけだ。    走るように進んでいく二人には言葉はない。  交互に荒い息が互いの耳の鼓膜を震わせ……ただそれだけだ。 「    っ」 「  っ  」  凪は大学のある小高い丘を降り切ると、すぐ側にあるアパートへと向かい、腰につけてあったキーホルダーの鍵で扉を開ける。  安普請ではないはずなのに、凪が力強く開いたせいかドアは悲鳴のような音を立ててガタガタと不満そうな音を出す。けれど二人はそんなことには気を止めなかった。  もしかしたら、扉が閉まっているのか開いているのかすら興味がなかったのかもしれない。  室内に入った途端、絡まり合いながらお互いの唇を貪り、どこに体をぶつけようと気にせずにそれぞれに腕を伸ばして相手の体にしがみついた。  ほんのわずかな隙も許さないとでもいいたげに密着した体は、もう相手の肌や体温、匂いや音以外の刺激は何も受け入れない。  強く触れ合った唇は熱く、急かすように啄んでは相手に唇を開けさせようとねだり続ける。  口付けの合間合間に流れ込む空気では酸素が足りず、煌めくような金色の瞳がぼんやりと遠くを見るように潤んだ。 「服、 服、脱げ」 「んっ、ん  」  口からは曖昧な返事しか出ず、互いのスラックスに伸ばした手は無力なほどに緩慢だった。  凪はほんのわずかな隙を見つけては指をこじ入れ、無理やりスラックスを引き下げる。そこさえ使うことができればいいとでも言いたげに、柔らかな双丘が出た途端に自分の逸物を押し付ける。  スラックスを下ろすこともせずに下着から引き摺り出されたそれはすでに凶暴なほどの硬さとそり返りを持つ。 「ん……っ」  後ろから滴る愛液で張り付く服に苛立ちながらも、凪を受け入れるために足が開かれる。 「いい、よ。もう……痛いくらい……っ」  

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