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Aria of Echoes 21

 肉厚な舌がなおも言葉を紡ごうとする唇を舐め上げる。 「さ、もういいよな?」  華奢な体を腕の中に閉じ込めると、凪は汐音を浸すようにフェロモンを放つ。 「っ……ぅ、濃い…………いき、つま……」  濃密すぎる香りに汐音の口が息を求めてはくはくと動く。  凪から与えられるフェロモンは吸い込んだ途端に甘く喉を焼いていく火酒のようだった。  どちらが先かもわからない勢いで互いの体を弄り、脱がす時間が惜しくて下着の隙間から指を差し入れる。 「汐音、あんたのフェロモンを感じたい」  熱くかすれて漏れる嘆願に、汐音はぐらつく意識の中で懸命に応える。指先で凪の体を辿りながら、吸い込んだフェロモンに腕を引っ張られるように……甘い甘い、柑橘のような匂いを溢れさせた。  舌にたっぷりと唾液を絡ませ、お互いの咥内でかき混ぜては名残のように繋がる銀色の糸に二人で笑う。  汐音の細く薄い胸板に、花咲くように存在する乳首が震えるように立ち上がる。  まるで触れて欲しいと主張しているようで、凪は笑みを浮かべながら吸い付いた。 「  っ、ぁ。つよ、い!」 「んっ甘いからつい、すまん」  そう言いつつも凪の唇は乳首を離さず、さらに強く先端を吸い込んで転がすように舌先で弄び、軽く歯を立てる。  刺激にしなる汐音の体を抱きしめ、凪は下着を掻い潜って薄い汐音の尻を、割れ目に沿って進む。 「ぁ  」  太い指先がとん と秘された部分を叩く。  すでに緩み始めたそこはその刺激だけで十分だったようで、とろりと愛液を溢し始める。 「すごく、濡れてる」 「そ、りゃ……こんな、濃いフェロモン……」  汐音は恨み言を言いたそうに呟くと、凪の首にちゅ と吸い付く。  グチュグチュと溢れる愛液が指を濡らし、二人の激しい息遣いだけが満ちていた部屋に水音を追加させる。  縁は抵抗するように固く、けれどわずかでも潜り込めばその中はふかふかと柔らかな肉壁が出迎える。そして二本目の指でねだるように皺を掻くと、アナはほころんであっさりと凪の蹂躙の全てを許す。  この数日で散々弄り、慣れ親しんだ内壁はどこが感じるか見つけるのは簡単なことだった。  凪はゆっくりと、ゆっくりと、汐音が焦れて腰を浮かし始めるくらい丁寧にそこをほぐし続ける。 「ぁ、ンっ! や、かすっ 今のとこ、もっと」 「もっと?」 「も……もっと……そっと して。気持ちくて……それだけでイキそう」  そう訴える汐音は泣きじゃくりそうなほど幼く見える。 「そんなのやぁ! 凪の、で、ここまで……してから、イキたい……っぼく、いっぱい出しすぎて、わかんなくなっちゃうから……」  

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