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7ー1

シイガに視線を移すと、肩を震わしている。余程、イルアの科白がツボだったと捉えられた。 「イルア…天使は弱者だ。一握りで、息の根を止められる。それは、つまらん…」 「…」 「性欲発散とは違う。何より、俺にとって弱者は性欲発散道具である前に隷属同様だ。だが、本来求める性欲はもっと激しい…」 「―…それ以上は、口にしないで下さい。シイガ」 見計らったかの様にアルザリが止めた。 魔界帝国の“歩く変態紳士”とは、シイガ自身の事。同朋だから解らないでもないが、彼が話しを始めると、全てが猥褻違反な用語を飛ばしてくる。 「さて、本題に入りましょう…」 「だな。シイガが、これ以上の猥褻違反な用語を投げないうちに」 「なっ」 何とも素早い行動と言うべきなのか。 此処だけは、家臣達も納得出来る。多くの軍隊を率いるアルザリだから、話を止める事は、当たり前なのだが、延々と語れられる卑猥用語は、ある意味で地獄だ。 拷問の方が、可愛く思えてしまう。 それくらい彼から出る性の話は、エグいというより、卑猥過ぎて、聞いている側は、自信を無くしてしまう者も現れるくらいだ。 自尊心が高い魔族を、シイガは、しなしなな葉野菜の様にしてしまう。だから、部下に選ぶのは余程の忍耐力と、ドMさを醸し出している者でなければ付いていけない。 「ソナタの口から聞かされる話を部下達が聞くと、悪影響だ。そんな話は、罪人にしろ!溜まっている輩は、さぞ、ご褒美だぞ」 ごもっともの意見だ。 流石、プリゾの主であるぜウダー。家臣達が思わず涙を浮かべたくなった。 普段は、天候に左右される事に悩まされるだけであり、他は至って優秀。 ティーベルと、肩を並べるだけあって、確りなさっていると、感心したくなる。

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