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第四章【2】水浴び*
「んあぁんっ……! ラ……イモっ……」
初夏の太陽が燦々と降り注ぐ中、ユリは大きな盥の中で石鹸の泡にまみれ身をくねらせていた。
「ん? どうした? 俺はただ洗ってるだけだぜ」
「だっ、だってっ! そんなトコばっか……!」
ユリの背後から伸びたライモの腕が、『洗う』と言う名目で執拗にユリの胸を撫で回している。
「ん? どこだよ。ココか?」
半泣きで悶えるユリ。それをからかうような半分笑った声色で、ライモはさらにユリの両胸の突起を摘みクリクリと弄んできた。
「ひぁっ! あっ、あっ、ライモっ!! だめっ!」
「んー? でもココ、もっと洗ってくれって出てきてるし。ほら、見てみろよ」
ライモに耳元で低く囁かれ、ユリは更に身を震えさせた。その大人の色気を含んだ声にユリは抵抗できず、言われた通りに自身の胸へと視線を落す。ライモはユリの胸に付いた泡を手のひらで拭い、ユリの乳首を陽の光の下に晒した。
「な? もっと構ってくれって、こんなに勃ってる」
白い肌にぷっくりと実ったその薄紅色の粒は、濡れて陽の光をてらてらと反射させていた。
「ほら、キレイな色だよな。明るい所で見ると、本当にうまそうだ」
ライモはそう囁きながら、ツンと主張しているユリのその突起を、太い指の爪の先でピンッと弾いた。
「んぁぁんっ!」
さらに、泡を拭われたその粒に初夏の涼やかな風が当たり、ユリはビクビクと身を震えさせた。なんだかやたらと冷たい感覚がするのだ。
「なっ、なに、これっ……スースーするっ」
「薄荷だよ。石鹸に入れたんだ」
「なんでそんなこと……っ」
「覚えてねぇのか? 初めての発情期の時、薄荷入りの石鹸で洗ってやったら、スゲェ感じてただろう?」
「し、知らないっ」
この地で生活し始めて約9年。ライモが庭でハーブを育て料理などに使っていることは知っていたが、この薄荷入り石鹸はユリの記憶には無い。
「ここには屋根付きの風呂場があるから、外で水浴びすることも無かったしな。俺もユリに日焼けさせたくなかったから遠慮してたけどさ」
ライモはそう語りつつユリを後ろから抱き締めてうなじにキスをする。そこはライモの大きな噛み跡が残る場所だ。
「エルフが日焼けしないだなんて、もっと早く知りたかったぜ!」
実に嬉しそうに語るライモ。
それはついこの前の冬のことだった。ライモとの会話の中で、ユリはふとエルフは日焼けしないという話をしたのだ。
エルフは老化しない。つまり陽光などの外的刺激に身体が影響されることはほとんどないのだ。それを聞いたライモは『じゃあ夏になったら外で水浴びしようぜ!』と言っていたのだが。
「明るい所でユリの裸を拝めるなんて最高だよ!」
真っ青な空の下で晒されているユリの肌を、ライモの視線が這っていく。ユリは恥ずかしくなって、くるりと身体の向きを変えるとライモに抱きついた。
「も……嫌だっ……恥ずかしいっ」
ライモは「フフッ」と鼻で笑いながら、遠慮なく今度はユリの尻へと手を伸ばしてくる。
恥ずかしい。でもライモが見たいと言ってくれるのは嬉しい。触って興奮してくれるのも嬉しい。でもやっぱり恥ずかしい。
「10年経っても恥ずかしがってくれるんだから、たまんねぇよなぁ」
石鹸にまみれたライモのフサフサの胸毛が、ユリの胸にヌルヌルと当たり、それによってまた身体の内側から興奮がふつふつと沸き起こってしまう。
「まだたった10年じゃないか……」
「ユリにとってはな。でも俺にはもう10年だ」
ユリは身を離しライモを見た。ライモは現在32歳だ。わずか10年だがライモは少しずつ顔が変わってきている。
(ライモは子どもっぽさがすっかり抜けたよな……)
ライモは出会ったころから比べると大人の顔つきになった。時々、余裕があり優しげな大人の表情にユリはドキリとすることがある。
80年程しかないオークの寿命。でもその儚さゆえなのか、ユリにとってライモは生命力に溢れとても美しく、日々目が離せない。
「ライモは……変化しない私に飽きたりしないか?」
不安そうに尋ねるとライモは一瞬固まり、そして盛大に「ガハハハ」と笑った。
「俺がユリに飽きる? そんなことありえない!」
ライモはそしてやや強引にユリに口づけてきた。
「う……んっ!」
唇を舐め回され、すぐに太い舌が入ってきて、舌で舌を捕らえられ、吸われる。さらに大きな手がまた胸を撫で回してきた。
「ユリ、好きだ……毎日、どんどん好きになってる」
ライモからの熱いキスと、10年経っても変わらない熱い思いにユリは蕩けた。
すると水の玉がパシャパシャと掛かってきた。ライモが魔術で泡を洗い流しているのだ。
ライモはこの地に来てすぐにユリに魔術を教えて欲しいと頼んできた。ユリはもちろん快諾した。
ライモはユリの生徒の中で一番勤勉で努力家だ。今や水や風を操るのはお手の物。温度調節までやってのける。種族的にもエルフどころかヒトよりも魔力量が少ないが、その少ない魔力を努力と工夫で操る術を身につけた。
国防軍で磨いた剣術に魔術も合わせた戦法によって、ライモはこの国でも一二を争う強さになっている。
(みんなライモがカッコイイって気づき始めてるんだよな……)
ライモからの愛はもちろん信じているが、ここに来て交友関係も広がり、時々嫉妬してしまう。10年前、二人でこっそり会ってた時は、二人の世界には二人しかいなかったから。
「ああ、もう無理っ。勃起しすぎてチンコいてぇ」
「もうっ!」
真摯な愛の告白から一転、ムードもなく単なる肉欲を向けられ怒るユリに、ライモはヘラッと笑い、ユリの身体を薄く水の張った盥の中へと押し倒した。
「そんなこと言って、ユリだってもう限界だろうが」
ライモはヘラヘラとそう言いつつ、ユリの脚を抱えて大きく広げさせた。
「やっ……!」
「ほら、こんなになって。前も後もヌルヌルだぜ」
結局、また明るい陽射しの下に身体を晒され、今度は股の間をじっくり観察される。
「ラ、ライモっ!」
「ああ、スゲェうまそ……」
ライモはそうため息のように呟くと、ユリの股に顔を埋め、ユリの二つの珠が入った袋をじゅるりとしゃぶった。
「ひゃあぁぁ!」
ライモの大きく分厚い舌はさらに珠から前と移り、口の中で全て包み込み、ユリの小ぶりな果実を舐め回す。
「あぁんっ! あっ! あっ!」
ユリは悶え盥の中で身をくねらせた。水がパシャパシャと揺れる。強烈な快感。しかしさらなる快感をユリは知っている。
「も、もうっ……ライモっ……無理だっ」
「んー? 出していいぞ」
ライモがとぼけてる。ユリはライモの背中を両足の踵でポコポコと蹴り怒った。
「じ、自分だって、もう限界って言ってたくせにっ! 早く入れてよっ!!」
ユリの抗議にライモは顔を上げてニヤリと笑う。
そして身を起こし、ユリの熟れきった蕾に、猛った肉棒を押し当てた。
「んじゃ、中、たっぷり愛してやるからな」
そのいたずらっこな表情。
(やっぱり、全然変わらず子供っぽいや……)
ユリは心の中で前言撤回した。
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