10 / 95

#10: コルセットからの解放: 男の娘ツェーとの熱に浮かされた兜合わせと、ジュリアンの最悪な目撃

ジュリアに着せ替え人形として弄ばれ、限界までコルセットを締め上げられて意識を失ったルーシャは、その夜、屋根裏部屋で目を覚ました。未だ続く激しい息苦しさが、限界を迎えていた。 ——カチャリ。 静かに扉が開き、ジュリアの双子の兄、ジュリアンが入ってきた。 「ひどいな……ジュリアの悪趣味にも困ったものだ」 ジュリアンはルーシャを抱き起こし、固く締められたコルセットの紐をすべて解いてくれた。一気に肺に空気が流れ込み、ルーシャは激しく息を荒げながらジュリアンの胸にしがみついた。 その荒い呼吸のたび、ルーシャの鼻腔にはジュリアンの強烈なアルファの香りが流れ込んでくる。吸い込んでも吸い込んでも満たされないほど、その男の香りが肺の奥深くまで浸透し、理性を麻痺させていくようだった。 「……楽になったかい?」 ジュリアンは優しく背中をさすってくれた。しかしその瞳は、ドレスが乱れて白い肌を晒したルーシャの姿を、貪るように見つめていた。 「……その化粧は、ジュリアにされたのかい? 全く、妹の悪趣味には困ったものだ……。だが、それにしても」 ジュリアンは言葉を切り、ルーシャの頬をなぞるように指先を這わせた。 「……君は、本当に美しい」 ジュリアンはそう呟くと、ルーシャをベッドに横たえた。 「ジュリアには私から言っておく。もう二度と、君にこんな酷い真似はさせない。今はゆっくり休むといい」 そう言い残し、ジュリアンはジュリアにこの件で文句を言うため、冷徹な表情で部屋を後にした。 ◇ 数分後、入れ替わるようにして別の影が部屋に忍び込んできた。 「ルーシャ様……! 大丈夫ですか……?」 ツェー(Tseh)だった。昼間のことをずっと悔やんでいた彼女は、ルーシャの様子を見に来たのだ。 だが部屋に入った瞬間、ツェーは息を呑んだ。 ベッドの上で身をよじるルーシャは、顔を真っ赤に染め、荒い息を繰り返していた。コルセットから解放されたせいで、ドレスの胸元がはだけ、白い肩と鎖骨が露わになっている。甘く淫靡なオメガの匂いが、部屋中に濃く立ち込めていた。 「ツェー……っ、熱い……身体が、熱くて……っ」 部屋には、先ほどまでいたジュリアンの残した濃厚なアルファの香りが、まだ熱を帯びて滞留している。コルセットから解放されたルーシャの身体は、その圧倒的な「残り香」の刺激を受け、耐え難い熱に浮かされ、ウブな少年の肉体を狂わせていく。 「ツェー……っ、ココ…。ココが……っ」 苦痛に顔を歪めたルーシャが、救いを求めるようにツェーの手を強く引き寄せると、ルーシャの股間にツェーの手が触れた。 (えっ…硬くなってる……////) 無垢な苦悶の果てに露わになった、隠しきれないその反応(ボッキ)♂。 ルーシャは潤んだ瞳でツェーを、助けを乞うように見つめる。——その瞬間、ツェーの理性が弾け飛んだ。 「ルーシャ様……」 ツェーはベッドに膝をつくと、ルーシャのドレスの裾をまくり上げ、震える手でルーシャの股間をまさぐった。その手でなめらかな太ももを撫で上げるたび、ルーシャの身体がビクビクと跳ねた。 「ん……っ、はぁ……ツェー……」 夢中で腰をくねらせていたルーシャもまた、ツェーの股間に手を伸したその瞬間—— ルーシャの動きがピタリと止まった。 「……え?」 そこには硬く熱くなったものがあった。 ルーシャが驚愕に目を見開いてツェーを見つめると、ツェーは苦しげに喘ぎながら小さく頷いた。 「……そうだよ。この屋敷に、女なんていないんだ……」 それでもルーシャの勢いは止まらなかった。むしろその事実に動揺しながらも、身体の奥から込み上げてくる熱に抗えずに腰を振り続ける。 濡れた音と荒い息が暗い部屋に響く。二人は互いの熱に溺れ、股間を擦りつけ合うように激しく腰を動かしていた。 ルーシャの下着はじっとりと濡れ、布地が股間に張り付いていく。 「どうしよう……僕……恥ずかしいよ……」 「恥ずかしくなんかないよ。同じだよ……」 ツェーはそう囁くと、自らルーシャの目の前でパンツを下ろした。熱くなったものが飛び出し、先端からは糸を引くほどに我慢汁が溢れ出している。 「ルーシャ、君のも……見せて」 その言葉に、ルーシャは羞恥で震えながらも、されるがままにドレスの裾を自らたくし上げた。 ——と、その時だった。   ——バタンッ! 扉が乱暴に開け放たれた。 「……何をしているんだ、君たちは」 冷たく怒りに満ちた声が響いた。 そこに立っていたのは、ルーシャを案じて戻ってきたジュリアンだった。 月明かりの下で彼が目撃したのは、自分が守ろうとしたルーシャがドレスを乱したまま、下賤なメイドと股間を激しく擦りつけあっている、淫らで穢れた姿だった。 ——ドクン、とジュリアンの心臓が禍々しく跳ね上がる。フラッシュバック——「新しい母」の記憶、美しいドレスを床に投げ捨て、男の醜悪な肉体をねっとりと擦り合わせていた、あの姿。過去のトラウマとルーシャへの嫉妬が入り乱れる。 「ジュリアン、様……っ」ルーシャがハッと正気に戻り、慌ててたくし上げていたドレスの裾を下ろした。 ツェーも我に返って、急いで下ろしていたパンツを引き上げる。 しかし時すでに遅かった。 ジュリアンの顔から一切の表情が消え、青い瞳が底冷えするような狂気へと一瞬で染まっていく。 ◇ その後、ペンドルトン夫人の私室で、ジュリアンは冷徹な声で宣告した。 「母上。先ほど、屋根裏部屋で最悪の光景を目撃しました。あれほど純粋だと思っていたルーシャは、結局ただの本能のままに下賤なメイドを誘う、節操のない性奴に過ぎませんでした」 ジュリアンの瞳は冷たく輝いていた。 「これからはルーシャ、いや、マディを完全に『使用人』として扱い、徹底的に管理します。ツェーとルーシャ、両方に『貞操帯』を装着させ、二度と悪事を働かせぬよう厳重に管理します」 ◇ 翌朝。 薄暗い屋根裏部屋で、ルーシャは両手首を後ろ手に縛られた状態でベッドに座らされていた。 目の前には青ざめた顔のツェーが跪いている。彼女の手には冷たく光る金属製の貞操帯があった。 「……ごめんなさい、ルーシャ」 ツェーは震える声でそう呟くと、ルーシャのドレスの裾をゆっくりとまくり上げ、冷たい金属を秘部に押し当てて装着した。カチリ、カチリと鍵をかけられる音が響くたび、ルーシャの身体が小さく震えた。 装着が終わると、ツェーは顔を真っ赤にしてスカートを自らまくり上げ、震える声で言った。 「……みてください。私も……同じものを、つけられたんです……」 ツェーの股間にも、ルーシャと同じ金属の貞操帯が、冷たく輝いていた。 つづく

ともだちにシェアしよう!